2022年5月2日
現役高3生の8割が「成人になる実感がない」と回答=スタディプラス調べ=
スタディプラスは4月28日、同社の学習管理アプリ「Studyplus」上で、現役高校3年生のユーザー1379人を対象に実施した、「成人年齢引き下げに関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「来年3月までに成人を迎えることに関心はあるか?」と聞いたところ、「関心がある」41.8%と「やや関心がある」39.5%を合わせ、現役高3生の81.3%が「自分が成人することに関心がある」と回答。
ただ、「成人して大人になることに実感はあるか」との質問には、79.8%が「実感なし」と答えた。
成人年齢引き下げで「18歳になったらできるようになることを知っているか」と聞いたところ、「少し知っている」58.4%と「よく知っている」24.4%を合わせ、8割以上(82.8%)が「知っている」と回答。
「18歳になったらできるようになることの中で、やってみたいことはあるか?」との質問では、「選挙の投票」約6割(59%)が最も多い回答だった。
以下、2位「クレジットカードを持ちたい」34.1%、3位「部屋を借りて1人暮らし」30.3%、4位「10年有効のパスポートを取る」24.4%、5位「国家資格を取る」23.1%と続いた。
また、「消費者トラブルに関するリスクを知っているか」との質問には、「よく知っている」46.9%と「少し知っている」40.8%を合わせ、9割近く(87.7%)の高3生が消費者トラブルのリスクを認識していた。
一方で、「消費者トラブルにあった際の対策方法」については、「聞いたことはあるが、あまり知らない」29.3%と「知らない」13%を合わせ、4割以上(42.3%)が対策方法をよく知らないことが分かった。
消費者トラブルのリスクを「よく知っている」割合は47.1%に上る一方で、対策方法を「よく知っている」割合は16%にとどまった。リスクは理解していても、具体的な対策方法までをしっかりと理解している割合は低かった。
「消費者トラブルについて、教わる機会はあったか?」を聞いたところ、84.3%が、「学校」で消費者トラブルに関するレクチャーを受けていることが分かった。一方、「家庭」で教わっている割合は、34.2%にとどまった。
また、「成人=大人になるとはどういうことだと思うか?」というアンケートに対しては、全体の6割以上にあたる868人が「責任」という言葉を使った回答を寄せた。
「成人を迎える意気込み」に関しても、大人としてのあるべき姿を自分なりに考え、責任を持って社会に貢献していこうとする回答が多数寄せられた。
この調査は、全国の「Studyplus」ユーザー(現役高校3年生)を対象に、4月6日〜7日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1379人。
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