2022年7月1日
アドビ、高校情報科授業「データサイエンス」のカリキュラムを関西学院千里国際高等部と共同開発
アドビは6月30日、関西学院千里国際高等部と提携して、同校のwebサイトの来訪者データを分析した上で、課題発見から解決アイディア策定までのプロセスを学ぶ情報科「データサイエンス」授業のカリキュラムを共同で開発したと発表した。
同カリキュラムは、同校の全学年を対象に11月~2023年3月にかけて授業で実施する。生徒たちは同社のweb分析ツール「Adobe Analytics」を活用して自校の入学検討者向けwebサイトの来訪者データを分析し、課題を見つけ解決アイディアを立案。
そしてプロトタイピングツール「Adobe XD」でプロトタイプを作成して、プレゼンテーションを行う。
生徒間の共有や意見交換、教師および同社の専門的観点からのフィードバックを受け、複数回の改善を行ったうえで、最終案をアウトプットする。
こうした分析、課題発見、解決策の検討、プレゼンテーションまでの一連のプロセスを学ぶことで、情報社会を構成するデータに着目し、主体的にかかわることのできる人材の育成を目指す。
関西学院千里国際高等部「データサイエンス (2022W)」概要
授業期間:2022年11月下旬~2023年3月上旬
対 象:同高校1~3年生(20~25人)
担当教員:西出新也教諭(Adobe Education Leader)
予定内容:オリエンテーションとゴール設定、プロトタイプツール「Adobe XD」の使い方、学校webサイト改善アイディア出しと振り返り、データ分析の基礎理解、「Adobe Analytics」の使い方など全35時間
教 材:該当授業回ごとにアドビが10分程度の学習映像コンテンツと演習問題を提供
使用ソフト:Adobe Analytics、Adobe XD
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