2022年7月15日
LINEみらい財団、鎌倉市教委と「1人1台端末」に対応した新たな活用型情報モラル教材
LINEみらい財団は14日、学校の「1人1台端末」に対応した新たな活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」を開発したと発表した。
同教材は、同財団がこれまで展開していた「SNSノート」を現在の教育現場にあわせてアップデートしたもので、静岡大学教育学部・塩田真吾准教授と共同で開発。今年度、約30の自治体で展開する予定。
同教材は、「SNSノート」同様、地域で定める情報モラル育成目標や調査データなど、地域独自の要素を反映させた上で、自治体ごとに導入する教材になっており、今回、第1弾として、鎌倉市教育委員会と共同で小学4~6年生向け「GIGAワークブックかまくら(スタンダード版)」を作成・公開した。
同教材では、「情報モラル」と「情報活用」に焦点を当て、ネットの特性や適切なコミュニケーション方法、情報のリスクなどを学ぶ情報モラル教育の内容を充実させているほか、上手に情報やICTを活用し、情報社会に参画して社会に働きかけるための情報活用についても学べる内容を盛り込んでいる。
また、同教材の「情報活用能力を身につけよう」という章では、8つのICT活用場面「使う前に」「写真を撮る」「調べる」「考える」「共有する」「つくる」「交流する」「家で使う」を用意。その都度必要な場面を選び、15分程度の短い時間で学習することもできる。
児童・生徒用の教材と、教師が自ら授業を実施できるよう用意した活用の手引がセットになっており、児童・生徒の教材については、それぞれに貸与されているタブレット端末やPCにデジタル版として配布できる。
鎌倉市では、今回公開する小学4~6年生向け「GIGAワークブックかまくら(スタンダード版)」に続き、小学1~3年生向け、中学生向けの教材も作成する予定で、児童・生徒の発達段階に応じて活用する。
関連URL
「GIGAワークブックかまくら(スタンダード版)」ダウンロード 児童用教材(PDF)
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