2022年8月15日
夏休みの自由研究、参考にしたのは「本・図鑑」や「Webサイト」=小学館「HugKum」調べ=
小学館は、同社の育児メディア「HugKum」(はぐくむ)が、小学生の子どもを持つ保護者400人を対象に実施した、「夏休みの自由研究についてのアンケート調査」の結果をまとめ、8月12日付で発表した。
それによると、「子どもは自由研究が好きか」を聞いたところ、「好き」と「どちらかといえば好き」が全体の約1/3で、「興味のあることを調べるのが楽しい」、「自分でやりたいことを選べる」といった理由が多くみられた。
反対に「どちらかといえば嫌い」、「嫌い」も全体の約2割で、「何をしたらよいのか分からない」といったコメントが最も多い理由だった。
「好きでも嫌いでもない」も全体の2割と多く、「自由研究は夏休みの宿題だからやる」「終われば達成感があるけど、テーマを考えるのが大変」などの理由が挙げられた。

子どもが今までにやった「自由研究のタイプ」を聞いたところ、最も多かったのは「工作」(164人)だった。工作は、年齢に応じた難易度で挑戦しやすく、自由研究では取り組みやすいテーマで、ものづくりの楽しさも味わえる。
次に多かったのは「観察」(122人)で、植物の観察、特に朝顔を用いたものが多くみられた。3番目は「調べ学習」(90人)で、環境問題や歴史など様々なテーマが挙げられた。上位にランクインすると予想された「実験」は、4位(76人)だった。

また、昨年の自由研究の「テーマは何を参考に決めたのか」を聞いたところ、「本・図鑑」(100人)が最も多く、子どもが興味を持った内容をテーマに、本や図鑑を購入したというコメントが多くみられた。
次に多かったのは、本やSNSを利用して複数の媒体から情報を集めたり、日常の気づきから研究内容を決めたりと、「とくに参考にしたものがない」(94人)だった。具体的にどれという参考資料があったわけではなく、様々な情報源をもとに探したという人も含まれている。
企業のホームページから自由研究をテーマにした内容を探したり、「インターネットでひたすら自由研究について検索した!」という声もあった。3番目に多かったのは 「Webサイト参考にした」(79人)だった。

自由研究の「テーマ決めで重要視すること」を尋ねたところ、最も多かったのは、「子どもの興味があるものでやりたい」(286人)。以下、「簡単なものを選びたい」と「家でできることがよい」が各97人、「かかる日程(少ない方がよい)」(96人)、「クラスの子とは違った目線の物をやらせたい」(74人)などが続いた。
「自由研究をいつから始めたか」を聞いたところ、「夏休みの中頃」(101人)と「夏休みに入ってすぐ」(99人)が多かったが、「夏休み前から」(47人)スタートするという回答も意外と多かった。

子どもの自由研究に親が「どのくらい力を貸したか」を聞いたところ、「子どもが100%」(41人)は全体の2割だけで、残る8割の親が大なり小なりサポートをしていることが分かった。なかでも、最も多かったのは「20%程度親が力を貸す」(82人)だった。
一方で、「子ども60%、親40%」(55人)と「子ども50%、親50%」(52人)も多く、親子で半々くらいのバランスで自由研究に協力して取り組む家庭の割合は、全体の4割弱だった。子どもより「親の方が力を貸して自由研究を行った」も全体の3割弱いた。
「自由研究はうまくいったか」を聞いたところ、7割弱(67%)が「うまくいった」と回答。一方で「どちらでもない」26%と、「うまくいかなかった」7%が合わせて3割ほどで、「反省点を来年に活かしたい」という声も聞かれた。
この調査は、「HugKumメールマガジン」の会員で、小学生の子どもを持つ保護者400人を対象に、7月1日~14日にかけて実施した。
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