2022年8月26日
同志社大学、複数要素認証(MFA)を大規模私立大学で日本初の全面導入
同志社大学は24日、学内で提供している各種情報システム利用時の利用者認証に、従来のユーザID、パスワードに加え、イメージングマトリクスやスマホへのプッシュ通知を併用した、より強固な利用者認証(複数要素認証(Multi-Factor Authentication))を全面導入したと発表した。大規模私立大学での全面導入は、日本で初めてのこと。
これまで情報システムの利用には、多くの組織でユーザID、パスワードでの利用者認証が標準的な方法として活用されている。また、重要な情報を扱う一部のアプリケーションやシステムに限り、ユーザID、パスワードに加えて、何らかの他の要素を利用した利用者認証も行われてきた。
同大学でも2010年以来、教員による成績の入力や、学生の届出住所の変更等には、学生証、社員証の裏面に印字した乱数表を活用したマトリクス認証を活用してきたが、ID、パスワードの漏洩に起因するセキュリティインシデントが多発している世間の状況を鑑み、学生、教職員がより安心・安全にシステムを利用できるように、複数要素認証を学内の全システムを対象に導入することにした。
利用者は、ユーザID、パスワードに加えて、事前に自らが決めた画像(アイコン)を選ぶ「イメージングマトリクス認証」、スマホに専用アプリケーションをインストールして、システム利用認証の際に許可を求める「プッシュ通知認証」、PCやタブレット、スマホ等に付属のカメラや指紋読み取り装置を利用する「FIDO(ファイド)認証」の3つの方法からいずれかを使用して、安心・安全にシステムを利用することができる。
同大学では、学内での諸活動にICTの活用が必要不可欠となっている昨今、ランサムウェアによる被害や、アカウント乗っ取りによる被害を回避し、誰もが安心して、学習、教育研究活動に取り組むための一助として、認証機能の強化が役立つことになると評価している。
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