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2022年11月7日
ジョイズ、英語学習クラウド「TerraTalk」を活用した岡山の中学校での取組みを公表
ジョイズは、同社の英語学習クラウド「TerraTalk」を使って、岡山県笠岡市矢掛町中学校組合教育委員会とともに実施した「個別最適化学習の取組み」の結果を公表した。
「TerraTalk」は、エンジンを軸に、対話形式、音読形式のエクササイズを提供することで、学校現場で不足しがちな発話量を補うと同時に、発音矯正を行えるのが特徴。
また、LMS(Learning Management System)を活用して、児童生徒の英語力を定量的に可視化。個別最適化された学習の実現に向けて、指導の優先順位付けや生徒ごとの教材難易度を調整できる。官民問わず様々な教育機関で導入が進み、2022年7月時点で累計ユーザー数は67万人を突破。
今回、「TerraTalk」を導入したのは同組合立「小北中学校」。昭和22年に設置され、昭和36年の市町合併で、現在の「岡山県笠岡市矢掛町中学校組合立・小北中学校」に改称。今年5月1日時点の生徒数は79人。2020年7月に「英語力向上ICT活用事業」の一環として「TerraTalk」を導入した。
2021・2022年度には、韓国学生との交流会を行い、自己紹介や学校、地域についてお互いが英語で発表。自己紹介は、事前に「TerraTalk」を活用して練習し、練習の成果を確認するために、ALTとスモールトークにも取り組み、交流会に臨んだ。
同校では「TerraTalk」を活用することで、ALTを含む既存の教育施策との相乗効果を生み出しており、生徒たちは、教員の指示のもと、授業で習った英文法を用いた会話練習も「TerraTalk」で実施。「使える英語」の定着を図っている。
今年の夏休みにはGIGA端末を家庭に持ち帰り、「TerraTalk」で配信されたスピーキングの宿題をこなすなど、授業外でも英語に触れ、話す機会が増えた。
こうした取り組みの結果、ALTだけの施策に比べて、1.5〜2倍のスピーキング活動を生み出すことに成功。ALT施策との質的な違いとして、積極的に話せない生徒にもスピーキングの機会を提供することができるようになった。
また、単純な発話機会の提供に留まらず、「TerraTalk」を練習台にすることで、ALTと実際に英語で会話する場面で、完全な文を作れなくてもコミュニケーションにトライする、意欲面の向上もみられるという。
「個別最適化学習」の点では、生徒自身のペースで繰り返し「TerraTalk」の教材に取り組み、月20分程度の個別な学びを実現できるようになっている。
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