2022年12月13日
CDS.とifLink、白馬インターナショナルスクールで「サーキュラーエコノミー」の授業
新東通信は12日、自治体や企業のサーキュラーエコノミー(循環型経済) 実装を支援する、同社の「CIRCULAR DESIGN STUDIO.」(CDS.)が、サステナビリティ教育を行う「白馬インターナショナルスクール」(HIS)で実施した、IoTによるサーキュラーエコノミー実装をテーマにした授業の模様を公表した。
同授業は、長野県白馬村で開催してきたサーキュラーエコノミーカンファレンス「GREEN WORK HAKUBA」に参画した「ifLinkオープンコミュニティ」と共同で、11月21日に実施。これからの時代に必要と考えられるサーキュラーエコノミーとIoTに、気付きをもって持ってもらうことを目的に、3部構成で開催した。
第1部「サーキュラーエコノミーとは何か」では、「世界人口が日本と同様の生活をしたら地球が何個必要か?」など、Q&A方式を用いながらサーキュラーエコノミーがなぜ必要か、そして世界のサーキュラーエコノミーはどのように動き出しているのかを、事例を交えながら解説。
第2部「IoTとは何か」では、CO2濃度のモニタリングでキャラクターがマスク装着のお願いや検温結果を知らせる実際の事例などを通じて、IoTは生活を豊かにし、身の回りの不便を解消する手段であるということを説明した。
そして第3部「HISをIoTでサーキュラーエコノミー化するワークショップ」は、ifLinkオープンコミュニティのオリジナルツール「ifLinkオオギリ」を活用して、①サーキュラーエコノミーの視点でHISの課題を考える、②解決アイデアを考える、③解決アイデアをIF/THENに分解する、という3つのステップで行った。
4つのグループに分かれた生徒たちは、残飯、虫の侵入、電気の消し忘れなどの課題を数多く上げていき、その中から解決したい課題を選定。HISの教師やifLinkオープンコミュニティのアドバイザー、CDS.スタッフなども交えて活発なディスカッションを行い、ソリューションアイデアをまとめていった。
最終的には、「生徒の心理をデジタルで伝えるアプローチ」「フードロスを未然に防ぐIoTアプローチ」「IoTを活用した外部連携による安心・安全対策」など多様なアイデアが生まれ、実際にifLinkオープンコミュニティメンバーがIoTデバイスを使ってその場で「お菓子を取るとアラートが鳴るスナックボックス」を実践すると生徒から歓声が上がった。
約4時間と長時間の授業だったが、終始賑やかな雰囲気で進行し、今後のHISでのサーキュラーエコノミー実装への興味を深める機会になったという。
「CIRCULAR DESIGN STUDIO.」は、社会課題の解決に取り組む共創型のプロジェクトチームで、「GREEN WORK HAKUBA」では、第1回の立ち上げから全体のプロデュース、クリエイティブワークを担当。
【実施概要】
実施日時:11月21日(月)12:30~17:00
実施場所:一般財団法人白馬インターナショナルスクール[長野県白馬村]
参加者:HIS生徒19人、HIS教師7人、CDS.講師2人、ifLinkオープンコミュニティ講師6人
授業内容:
①サーキュラーエコノミーとは何か(講師:CDS. 祐川幸子氏)
②IoTとは何か(講師:ifLinkオープンコミュニティ梅原正教氏)
③HISをIoTでサーキュラーエコノミー化するワークショップ
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