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2022年12月23日

静岡聖光学院とイトーキ、メタバース用いた教育プロジェクトが文科省推進事業に採択

静岡聖光学院は21日、イトーキと行うメタバースを用いた仮想空間と現実空間の学習環境のデザインと、教育カリキュラムの構築プロジェクトが、文部科学省「令和4年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進事業」に採択されたと発表した。

メタバース空間体験をする中学生

同事業は、「GIGAスクール構想」による「1人1台端末」の活用が進む中、目指すべき次世代の学校・教育現場等を見据えた上で、教育の質の向上を図るとともに、新たな政策課題に対応するため、教育現場で活用し得る先端技術や教育データを効果的に利活用するための実証等を行うもの。

静岡聖光学院はイトーキとデジタルを活用した探求力、表現力、コミュニケーション力の醸成を目的とした実証研究を行っており、今回その活動が文科省の実証事業とし事業採択された。

使用するデジタル技術はVR(メタバース)技術で、物理的な制約や距離・コストに囚われず、自由に表現した成果物の発表を行う「研究発表会」と、アバターの身振り手振りを交えつつ対面以上に気軽にコミュニケーション(英会話)を行う「国際交流会」の2つのテーマで実証を行う。

メタバース空間を利用することで、生徒の自由な表現を用いた新たな探究型学習の実現が期待され、また、遠隔の人とも身振り手振りを交えたリアルに近いかたちでの対話型学習の実現が期待される。

現在普及しているオンラインミーティングシステムでは、発話者1名に対し参加者が聞いているかたちになり1on1になるが、メタバースの利用で多対多のコミュニケーションが可能になるのではないか、それによりメタバース空間内で制約・国境を越えリアルに近い活動をすることができるのではないか。そうした教育的効果について実証を行うという。

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