2022年12月23日
東京工科大学、熊本市の小中学校PTAと科学体験プロジェクト実施
東京工科大学は21日、熊本県熊本市立城北小学校および同清水中学校のPTAが取り組むサイエンスプロジェクトを共同で開催したと発表した。
同大学工学部では、科学やテクノロジーに関する専門知識を一般向けに分かりやすく伝える「サイエンスコミュニケーター」の人材育成支援の教育プログラムに取り組んでいる。この一環として、熊本県熊本市立城北小学校と同清水中学校のPTAが取り組むサイエンスプロジェクトを共同で開催。同大学工学部の学生、大学院生ら約30名が、同小中学生や熊本市内の高校生ら約35名と協力して、科学のおもしろさを体験するイベントを企画・実施した。
10日に同小で実施されたイベントでは、熱気球が浮く仕組みや人が入れるシャボン玉、LEDの原理や仕組みなどを体験する「科学実験教室」、LEDを点灯しヘリウムで浮遊させる、100個以上の熱気球使った「LEDスカイランタン」、蓄光剤を利用した「夜のサイエンスショー」などを行った。
この取り組みでは、小中学生と大学生がオンラインで議論して企画し、科学の面白さを感じてもらえる実験の演示方法やわかりやすい説明方法を事前に検討するなど、サイエンスコミュニケーターとしての素養を身につける機会を創出した。また同小中学校PTAとは今後もICTを活用した実験動画の配信や自由研究の相談といった継続的な連携も図る。
同プログラムでは、今回の経験と実績をもとに全国各地の小中学校や高等学校と協働による“ICT活用型”の学びのスキームの確立を目指す。
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