2022年12月27日
勉強は「わかる」を積み上げることが楽しい、「すらら」で児童が1人で「わかる」を体験できる /リリーベール小学校
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茨城県水戸市郊外にあるリリーベール小学校は、2004年開校の私立校。豊かな自然に囲まれた英国建築様式の校舎、ホールや屋外理科室、1年生からAll Englishの英語の授業やタイピングを中心とした情報教育、演劇の授業など専科教員による特色ある授業や行事が多くある小学校である。
教職員が一丸となって「すらら」を効果的に活用し、児童の自己肯定感を高めながら主体的な学びや学力の底上げを実現している。「すらら」をはじめICT化を主導する鈴木研介 副校長、6年生担任 古谷司教諭に話を聞いた。
取りこぼしをなくすことを目的に「すらら」導入へ
2020年4月、コロナ禍で入学式の翌日から休校が決まると、リリーベール小学校ではICT化が一気に推し進められた。鈴木副校長からICT化のリーダーに任命された古谷教諭は、大学院での研究を活かしMicrosoft Teamsなどの導入に奔走した。教職員は協力し合い試行錯誤の末に100本以上もの授業動画やコンテンツを制作して2カ月に及ぶオンライン授業に対応した。その一方で、鈴木副校長は、コロナ禍の動画授業が対面授業以上に児童らの学力差拡大につながることを危惧していた。
標準的な対面の一斉授業でも平均より少し上の児童に合わせた速度で進めるため、得意不得意により理解に差が生じることがある。それがオンラインになれば直接フォローできない分なおさらである。
そこで以前から気になっていた「すらら」の活用を思い立つ。ICT化で4年生以上に1人1台タブレット型PCを導入できたことも、鈴木副校長の決意を後押しした。
個別最適化されたAIドリル「すらら」で解決できること
◆「できた」の積み重ねで自己肯定感をアップ、児童は主体的に学ぶ
取りこぼしをなくすという目的で「すらら」が導入された。
古谷教諭は、「すらら」で全てを補うというのではなく、補助的に活用しているという。例えば宿題を出した時に「わからない」という児童は、「どこがわからないのか」がわからないのだ。そこで「すらら」でまず学ぶべき単元を古谷教諭は指示する。その児童が、「すらら」に取り組むと、AIが自動的に理解できていない単元に関連する問題を選択して次の出題を行う。さらにレクチャー動画で理解を深めることも可能だ。自動でさかのぼり学習を進めるうちに「わかる」「できた」が目に見えて積み重なっていく。古谷教諭は、この「わからない」を解決し苦手意識を払拭する体験の中で、児童の自己肯定感を向上させることの重要性を強調した。自己肯定感の向上は、やる気につながり児童は一層主体的に学ぶようになるからだ。
◆丸つけや宿題ノートのチェックから解放され、指導に注力できる
「すらら」は管理画面の簡単な操作で宿題を配信でき、児童それぞれの進捗も一覧で把握しやすい。また、宿題を回収して一人ひとりの回答を確認して、添削や採点、記録をするといった長時間の業務から解放される。こうして生まれた時間は、指導やアドバイスなど教員にしかできない、児童と向き合う時間に費やせるという。鈴木副校長は、教員の働き方改革にもつながると期待を込める。
◆テストとしての活用や空き時間の自習教材として上位層のさらなる向上にも
6年生担任の古谷教諭は算数、社会、理科を中心に単元テストや模擬試験としても「すらら」を活用している。基礎学力部分の確認として有効だからだ。授業中だけでなく空き時間にも自習教材として活用し、上位層のさらなる成績向上にもつなげている。
「できた」が楽しい、ゲーム性のある『すらら英単語』で全国トップを獲得
リリーベール小学校では英語は専科教員が授業を行っており、「すらら英単語」を宿題として活用している。以前は教科書で習っていない単語を含む宿題は出さないように準備をしていたのだが、児童らが知らない単語であってもどんどん学び進む姿を見て、子どもの力を見直し驚いているという。
「すらら英単語」は、児童らに非常に人気があり主体的に学ばれているのだが、そのゲーム性にポイントがあると古谷教諭は分析する。「すらら英単語」には、正答率と解答スピードによるランキング機能がついており結果がすぐに可視化される。目に見える「できた」の積み重ねは楽しさにつながり、ゲームのように挑戦する醍醐味も味わえるので繰り返し学べるのだろう。ついに全国トップを獲得した児童は、喜びいっぱいでその画面を教諭らに見せたという。大きな自信にもつながったにちがいない。
チャレンジマインドが浸透、一丸となって新しいことに取り組むリリーベールの教職員ら
◆わからない人が作るマニュアルは、誰もがわかるマニュアル
活用が進む「すらら」の導入の中心を担ったのも古谷教諭だ。全員がICT活用を得意とするわけではなく、コロナ禍の動画教材の作成で初めてPowerPointを使った教員もいたという。それでも、リリーベール小学校の教職員の「すらら」管理画面のログイン頻度、使用率は非常に高い。各学年のICTが得意な教職員を通じてレクチャーを行った。すると、ICTを苦手とする教員がマニュアル作成を買って出た。なぜなら、わからない自身が作るマニュアルなら、誰でもがわかるマニュアルになるからだという。今も職員室では「すらら」の便利な使い方の情報交換が活発に行われ、ノウハウが共有され進化しているという。
◆背景にあるモットー「いつもあたたかく いつもあたらしく」
「教育とは愛であり、教育とはアイデアである」「いつもあたたかく いつもあたらしく」は、リリーベール小学校をはじめ系列幼稚園や専門学校など学園全体のモットーだ。教員が去年と同じことを繰り返すのではなく、毎年積み上げる意識をもち、子どもたちのために新しいことにチャレンジするマインドが教職員全体に浸透している。だから一丸となって新しいこと、ICT環境や「すらら」の活用に取り組むのだと鈴木副校長は笑顔でこたえた。
「わかる」ことが楽しいを実感できる『すらら』、導入目的の明確化が重要
「勉強は、『わかる』ことが楽しいのだ。勉強がつまらない子は、一つひとつの「わかる」を積み上げていくことで、どんどん楽しくなるので入り口がとても大切だ。『すらら』は、わからないところをさかのぼり1人で学んで『わかる』を体験できる教材だ。『すらら』だけで完璧ということもないし、全てでもベストでもないかもしれない。ただ『すらら』をどう使うか、どう効果を出すのか、目的や意図を明確に言葉にして導入することが重要だ」、鈴木副校長は子どもたちを想いこう語った。
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