2023年1月6日
18~20歳若者の今の悩み、最も多いのは「お金のこと」=CCCMK調べ=
CCCMKホールディングスは5日、全国の18~20歳男女600人を対象に実施した、「若者のライフスタイルに関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「いま悩んでいることは何か」を聞いたところ、1位は「お金のこと」44.0%、2位は「今後の未来のこと」39.5%、3位は「仕事・就職のこと」36.7%だった。
年齢別にみると、全年齢で「お金のこと」が1位となり、特に20歳では半数以上が「お金のこと」で悩んでいることが分かった。また、昨年の調査では6位だった「恋愛・結婚のこと」が、今回は5.5ポイント増え4位にランクイン。withコロナで人との関わり方にも変化が出てきている様子がうかがえた。
回答者を20歳に絞って経年で比較をしてみると、2019年から4年ぶりに1位に「お金のこと」が選ばれ、現在の物価高やエネルギー問題、円安といった世界的な問題が若者にも影響を及ぼしている可能性がある。

続いて、2023年に「積極的に取り組みたい・チャレンジしたいこと」を尋ねたところ、1位「学問」43.3%、2位「趣味」41.7%、3位「恋愛」36.8%、4位「アルバイト」36.5%、5位「旅行」28.2%となった。昨年と比較してみると、悩みごとと同じく3位に「恋愛」が浮上し、昨年より11.6ポイント増えた。

また現在、「恋人がいるか」を聞いたところ、「いる」と回答をしたのが21.3%、「いないので、とても欲しい」「いないので、まあ欲しい」の合計が42.7%、「いないが、どちらでもよい」が21.2%、「いないし、欲しくない」は10.2%、「すでに結婚している」が4.7%。
若者の恋愛観を聞いたところ、1位「恋愛に自信がない」35.7%、2位「相手からアプローチがあれば考える」26.3%、3位「恋愛をすると人生が幸せになる」24.5%、4位「交際する相手との結婚を考える」18.0%、5位「恋愛よりも趣味を優先したい」17.2%となり、恋愛への自信はないものの、恋愛に対してある程度の意識を持っていることが分かった。

続いて、普段、学習(卒論・レポートなど)で調べものをする時にどういう手段を選ぶかを聞いたところ、1位「検索エンジン」67.8%、2位「YouTube」35.5%、3位「本・専門書」32.8%、4位「Twitter」27.3%、5位「Instagram」24.0%となり、YouTubeが本・専門書を上回り、さらには上位にSNSがランクイン。
若者の間では、自身の学業に影響を与える卒論やレポートなどの調べものについてもインターネットやSNSを駆使していることが判明した。

また、インターネットやSNS、アプリを選択した人に、その検索結果をどのくらい信用しているかを聞いたところ、「かなり信用している」「やや信用している」の合計が60.5%となり、調べものでもインターネットやSNSを活用し、かつ半数以上がその結果を信用していることが分かった。
今後、「どのような生活スタイルを望んでいるか」を聞いたところ、最も多かったのは「自分の好きなことや興味のあることに囲まれた豊かで楽な生活スタイル」29.7%。以下、「自分の好きなことややりたいことに、時間と手間を集中させる生活スタイル」20.3%、「のんびり気ままな自然志向の生活スタイル」17.0%となり、昨年調査と上位は変わらなかった。
「消費に対する意識」を聞いたところ、上位から「買物は楽しい」46.0%、「流行の商品でも自分の趣味に合わなければ買わない」39.0%、「自分に必要な物だけを買う」33.0%、「買い物にコストパフォーマンスを求める」31.0%、「外でお金をかけて遊ぶよりも、家でくつろぐほうが好き」26.5%となり、昨年調査とほぼ同じ結果だった。
一方で選択した割合をみると、全体的にどの選択肢も減少傾向となり、お金に関する悩みも影響をしてか、全体的に買い物への意欲が低下していることが分かった。
この調査は、全国の18~20歳の男女(Tポイント会員)を対象に、2022年12月16日~22日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は600人。
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