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2023年1月24日
コードタクト、ICTを活用した学級経営への新たな手法と分析を発表
コードタクトは23日、同社の後藤正樹代表取締役がICTを活用した学級経営への新たな手法と分析を行い、その成果を教育心理学年報に発表したと明らかにした。
学会レポート「withコロナ時代における子どもたちの資質・能力を育成する協働学習の工夫-教科指導と生徒指導を統合するチーム学校の教育実践-」の一部として執筆された「ICTを活用した協働学習」では、同社とNTTコミュニケーションズが合同で行った実証実験を通じて把握した、ICTの活用によるコミュニケーション手段の多様化がもたらす学級経営への効果をまとめている。
実証実験は、学校の朝の会で児童生徒が同社のスクールタクトを使って行う「朝ノート」の活動を対象に行われた。朝ノートとは、朝の会で児童生徒がスクールタクト上に自身の体調や興味関心などを書き込み、学級内で相互に閲覧、コメントなどをし合う活動をいう。
朝ノートの活動におけるスクールタクトの行動ログを分析し、学級内の人間関係のつながりをコミュニティグラフとして可視化させるとともに、学級状態に関する教員の感覚との比較や、学級満足度を測定する質問紙との相関性の検証などを実施した。
同研究を通じ、書くという間接的なコミュニケーションによって、普段コミュニケーションの中心にならない内気な児童が活発化することや、コメントをもらうことが多い児童は承認感が高い傾向にあることなどが分かったとしている。
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