2023年2月15日
大分高専学生がAIによるロボット制御技術を開発
大分工業高等専門学校は13日、ロボット研究部がAIを活用したロボット制御技術を開発したことを発表した。
これまでにロボット研究部が開発してきた制御は、1)人間がコントローラで操作する、2)モーターの回転数などから見積もった移動量に基づいて自動で駆動する、というものだったが、今回開発したシステムは、これまでの技術をベースに、人間とAIが協同し人間が足りない部分をAIが補うというものだという。
AI制御システムは、物体を狙った場所に飛ばすということが目的。処理としては、1)ロボット上部に設置されたスマートフォンで前方の様子を撮影、2)スマートフォン内部に実装した深層学習(ディープラーニング)によるAIが、撮影したカメラ画像から物体の軌道と着地位置を解析、3)その結果を射出機構にフィードバックし、次の射出で自動調整、という流れ。
同AI制御技術を搭載したロボットは、アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)に出場し、地区大会で優勝、全国大会では準優勝した。
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