2023年2月16日
ジョリーグッド、熊本大学と共同で「災害医療教育VR」を制作
ジョリーグッドは14日、熊本大学と共同で「災害医療教育VR」を制作したことを発表した。
今回共同制作したVRコンテンツは、熊本地震を経験した熊本大学の災害医療チームが監修し、地震による列車脱線事故発生直後の一連の救急対応がテーマとなっている。
また、コンテンツ内の列車脱線事故は、日本の災害救急医療の歴史において、初めて大規模トリアージ(緊急時にどの傷病者から治療・処置するかの優先順位決め)が行われたJR福知山線脱線事故をモデルにしている。
災害大国である日本では、災害医療の重要性は高く、医療従事者には適切な教育が必要とされている。一方で、実際の災害現場で臨床実習や研修を行うことは困難であり、「実習機会の不足」が課題となっていることから、災害現場を360度空間で実習体験できるVR制作に至った。
今後は、3月9日に岩手で開催される「第28回日本災害医学会総会・学術集会」にて、同VRコンテンツを活用した大規模セミナーを実施し、4月以降は熊本大学の医学生と研修医を対象にVRを活用した災害医療教育を行っていくという。
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