2023年4月11日
若手社会人の82%がリスキリングにかけられる費用は5万円未満 =「ONGAESHI」調べ=
ONGAESHIプロジェクトチームは7日、個人のリスキリング予備軍にあたる「デジタルのスキルアップに必要性を感じているが、現在は取り組んでいない(中断含む)」20~30代社会人に対して実施したリスキリングに関する調査の結果を発表した。

それによると、「デジタル関連のリスキリングのために実際にかけられる費用」を質問したところ、全体の82%(273名)が「5万円未満」と回答。さらに、年収400万円未満・以上で比較したところ、年収400万円未満の85%(152名)、年収400万円以上の79%(121名)が、「5万円未満」と回答した。
デジタル関連スキルを実務で活用できるレベルに到達するために用意されている、サポート付きの講座の多くは5万円では賄えないことが多く、個人でリスキリング費用を負担することが難しいと考えられる。

「お金が理由で、デジタル関連のリスキリングをあきらめたことがあるか」を質問したところ、全体の44%(146名)が「ある」と回答。さらに、年収400万円未満・以上で比較したところ、年収400万円未満の人は51%(91名)、年収400万円以上の人は36%(55名)となった。20~30代の賃金の低さが指摘される中、経済格差によりリスキリング格差が広がっていることがわかる。

「デジタル関連のリスキリングをしたい理由」を質問したところ、1位は「給与を上げたいから」(38%、138名)、2位は「仕事の幅を広げたいから」(34%、122名)、3位は「副業がしたいから」(31%、112名)となった。
また、リスキリングの経験・意向別では、「リスキリング中断者」は共に「好きな仕事がしたいから」が1位(「再度取り組みたい、リスキリング中断者」が45%、38名。「取り組みが止まったままの、リスキリング中断者」が35%、38名。)、「リスキリングの必要性を感じている未経験者」は「仕事の幅を広げたいから」が1位(43%、72名)となり、傾向が異なった。

「自分の市場価値を上げるために、学習したいことがあるか」の問いには、「明確にある」「何となくある」を合わせて「学習したいことがある」と答えた人は全体の84%(301名)となった。また、リスキリングの経験・意向別で「学習したいことがある」と答えた人は、「再度取り組みたい、リスキリング中断者」が98%(83名)。「取り組みが止まったままの、リスキリング中断者」が73%(101名)。「リスキリングの必要性を感じている未経験者」は70%(117名)となり、リスキリングの経験がある、あるいは意向が高いほど、学習したいことがあることがわかった。

「学習する自信はあるか」の問いには、全体では「とてもある」「ややある」を合わせると「学習する自信がある」と答えた人は48%(174名)と約半数になった。また、リスキリング経験別では、学習する自信がない人(「あまりない」「全くない」と回答)は、割合が多い順に「リスキリングの必要性を感じている未経験者」(36%、59名)、「リスキリング中断者」(11%、12名)、「取り組みが止まったままの、リスキリング中断者」(5%、4名)となった。リスキリングの経験がない、あるいは意向が低いほど、学習する自信がないことがわかる。

「学習する自信がない」(学習する自信が「あまりない」「まったくない」)と答えた人に対し、「学習する自信がなぜないか」を質問したところ、1位は「自分に合う勉強がわからないから」(51%、38名)、2位は「理解できるか不安だから」(48%、36名)となった。また、リスキリングの経験・意向別では、「再度取り組みたい、リスキリング中断者」の1位が「理解できるか不安だから」(75%、3名)。「取り組みが止まったままの、リスキリング中断者」の1位が「理解できるか不安だから」「自分に合う勉強がわからないから」(ともに、42%、5名。)、「リスキリングの必要性を感じている未経験者」の1位は「自分に合う勉強がわからないから」(43%、72名)となり、数値の傾向は若干異なるものの、あまり大きな差はみられなかった。

リスキリング中断者(「再度取り組みたい、リスキリング中断者」と「リスキリング中断者」)に対し、「リスキリングを中断した理由」を質問したところ、1位は「一人で勉強し続けるのがつらかったから」(45%、87名)、2位は「成長を実感できなかったから」(34%、66名)、3位は「お金が足りなくなったから」(24%、46名)。リスキリングを完走するためのサポートや、金銭的なサポートが必要であることがわかった。
同調査は、リスキリングの実施状況に関する予備調査として20~30代社会人 1854名を対象に調査。その後、リスキリング予備軍の実態調査として、20~30代の社会人のうち、デジタルのリスキリングに必要性を感じているが、現在は取り組んでいない人 360名。リスキリング中断者194名。再度取り組みたいリスキリング中断者85名。取り組みが止まったままのリスキリング中断者109名。リスキリングの必要性を感じている未経験者166名を対象に実施したもの。
「ONGAESHI(オンガエシ)」は、学習コーチがつきながら無償でリスキリングでき、転職まで支援されるプラットフォーム。9月のサービス開始に先駆けて、先行講座として無償の「DXデザイナー養成プログラム」(オンライン)を5月25日より開講する。エントリー締切は5月14日まで。
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