2023年5月17日
慶應義塾×フォースタートアップス、情報プラットフォーム「STARTUP DB」を中心とした連携を開始
慶應義塾大学の設置法人「慶應義塾」とフォースタートアップスは、研究・教育成果の社会実装を通じた新成長産業創出のための協定を5月に締結し、同社の情報プラットフォーム「STARTUP DB」(スタートアップデータベース)を中心とした連携を開始した。
今回の連携を通じて、両者は、大学内でのスタートアップ理解やアントレプレナーシップ意識の浸透、データ活用によるスタートアップ支援活動の高質化や効率化の検討などを実施。アカデミア起点のイノベーション創出促進のロールモデルの構築を目指す。
慶應義塾大学は、2022年3月にスタートアップ部門を本格始動し、現在は6人の実務家教員を揃え、大学発スタートアップの創出・成長を通じた研究・教育成果の社会実装を推進している。
だが、大学内でのアントレプレナーシップ意識の浸透をはじめとする環境整備や、支援対象となるスタートアップの把握や資金調達活動などのデータ収集の充実を必要としており、スタートアップ支援活動の効率化と支援環境基盤の強化が課題になっていた。
一方、フォースタートアップスも、日本ベンチャー学会への入会や大学との共同研究など、アカデミアとの取り組みを行っており、より踏み込んだ連携の形を模索していたことから、今回の連携に至った。
「STARTUP DB」は、成長産業領域に特化した情報プラットフォームで、企業データベースは約1万8000社の日本のベンチャー・スタートアップ企業の情報を保有。
VCやCVCをはじめとした国内投資家企業への情報提供、大学や研究機関との共同研究、ベンチャー企業データベース「Crunchbase」と連携したグローバル情報発信などを行っている。
両者の取組みの概要
①「STARTUP DB」のアカウントを慶應義塾大学の学生や教職員に付与し、スタートアップ企業やVC/CVCをはじめとしたスタートアップ・エコシステムに関する情報へのアクセスを提供
②スタートアップ支援活動でのデータ管理や分析の「STARTUP DB」の活用に共同で取り組む
③慶應義塾大学でのスタートアップ支援の取り組み「STARTUP DB MAGAZINE」での掲載、起業やスタートアップに関する学内セミナーの実施など、アントレプレナーシップや起業支援活動の認知向上への取り組みを共同で行う
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