2023年6月26日
COMPASS、AI型教材「Qubena」の学習データの連携で奈良市の学習を支援
COMPASSは23日、同社の学習eポータル+AI型教材「Qubena」(キュビナ)の学習データを、奈良市が独自に構築するデータ利活用基盤と連携させることで、同市の学習を支援していると発表した。

同社は、「Qubena」を2016年に提供開始して以降、教育データ利活用による「個別最適化された学び」の実現のため、サービスの垣根を越えた学習データの連携に取り組んできた。
今回、そうした取り組みの1つとして、「Qubena」の学習データと奈良市が独自に構築するデータ利活用基盤との連携を今年2月に開始。6月から、同市独自のダッシュボードを活用した学習支援を実施している。
今回の連携で、「Qubena」で学習したデータを同市のデータ利活用基盤に蓄積して独自の分析ができるようになった。データに基づく教員の指導を支援するだけでなく、児童生徒が自らの学習を振り返ることで、自律的に学びをコーディネートできるようになった。
また、蓄積された他の様々な教育データと掛け合わせた分析とそれに基づく施策(EBPM)の実行や、児童生徒や教員への適切なフィードバックを通じた個別最適な学びにもつなげられる。
例えば、子どもたちの様子を教員が把握することなどを目的とした、Ddriveが開発したアプリケーション「(奈良市版)いいネットついーと」とデータ連携して、児童生徒の心身の健康状態と、「Qubena」での学習の取り組み状況を合わせて可視化することで、児童生徒のこころの変化に早期に気付くための「客観的物差し」を増やすことができる。
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