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2023年11月24日

神奈川工科大学、IoTウイルスのライブラリ関数を正確に特定するツールを開発

神奈川工科大学は21日、同大学情報ネットワーク・コミュニケーション学科のコンピュータウイルス対策研究室(岡本剛教授)に所属する学生らが、インターネットにつながる機器(IoT機器)を標的にするウイルス「IoTウイルス」が使用するライブラリ関数を特定できるツール「stelftools」を開発したと発表した。

一般的に、IoTウイルスは作動する時にライブラリ関数を呼び出す。ライブラリ関数はウイルスの目的や機能を推測するのに役立つが、IoTウイルスが呼び出すライブラリ関数の特定は困難だ。

そこで同大学では同ツールを開発。IoTウイルスが呼び出すライブラリ関数を特定できるツールは他にもあるが、他のツールがライブラリ関数の形(コードのパターン)を利用するのに対し、stelftoolsは部品同士のつながり(依存関係)や順番も考慮するため、より正確にライブラリ関数を特定することができる。また、様々な種類のIoT機器に対応でき、IDAやGhidraなど他の解析ツールとも連携できるようにした。

2023年11月8日には、採択率10%以下という、世界トップクラスの情報セキュリティ専門家が集まる国際会議CODE BLUE 2023にて、NTT社会情報研究所の研究グループと共同で同ツールの発表を行った。

同大学では誰でも使えるようにGitHubで公開している

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神奈川工科大学 

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