2023年12月1日
東京大学、パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールで学内ネットワーク刷新
パロアルトネットワークスは11月29日、東京大学が同社の機械学習を活用した次世代ファイアウォール「PA-5450」を導入したことを発表した。
東京大学は、東京都文京区の本郷キャンパスをはじめ、東京都内・近県にキャンパスを構えるほか、全国各地に付属研究施設や実習施設を有している。それらのキャンパスや施設を結び、全学を対象にした研究・教育情報の高度利用を実現する大規模ネットワーク基盤「UTNET(東京大学情報ネットワークスシステム)」は、国立情報学研究所が運営する学術情報通信ネットワーク「SINET6」を経由して外部ネットワークに接続している。
東京大学では全学をまとめるセキュリティの仕組みとして、外部ネットワークとの出入り口に、2015年からパロアルトネットワークスの次世代ファイアウォール「PA-5060」、また 2017年には「PA-5260」を導入していた。
冗長構成の「PA-5060」および「PA-5260」を 3組導入し運用していたが、外部ネットワークの接続先である「SINET6」との回線容量が 400Gbpsにまで膨れ上がり、ネットワークトラフィックが増大化するなか、従来のセキュリティ製品では処理が追い付かなくなり、刷新を決めた。
2022年初めから、膨大なネットワークトラフィックに対応できるパフォーマンスを重視し、機能や拡張性などを比較しながら選定作業を開始。特に、ACL(アクセス制御リスト)を設置するために東京大学が独自開発したシステムとの連携が可能であることが必須要件となる中、既存のパロアルトネットワークス製品は約 8年間の運用で一度も停止するといったトラブルがなく、その安定性・信頼性を高く評価した結果「PA-5450」が選定された。
ML(機械学習)を活用した「PA-5450」は、超大規模のデータセンター、インターネット エッジ、事業拠点でのセグメンテーションの導入を目的に設計されており、セキュリティサービスを有効化した状態で圧倒的なパフォーマンスを発揮する次世代ファイアウォール。
東京大学では今後、状況を見ながら「PA-5450」の機能を柔軟に拡張していく予定。また、検知したアラートログの収集・分析のため「Cortex® Data Lake」と「Cortex XDR」の導入も視野に入れているという。
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