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2013年2月27日

東京大学/無料の大規模公開オンライン講座 秋開講予定

東京大学は2月22日、コーセラ(米国)との間で大規模公開オンライン講座(MOOC)配信に関する協定を締結したと発表した。

MOOCは、オンラインで誰でも無償で利用できるコースを公開し、修了者に履修証を発行するサービス。ハーバード大学、スタンフォード大学、プリンストン大学など世界トップクラスの大学が相次いで参入し、急速に普及している。

東京大学は、国境を越え世界に最先端の知を届ける方法のひとつとして、コーセラのプラットフォームを利用し、大規模公開オンライン講座を配信する実証実験を行う。

2013年秋をめどに、英語による講義として、政策ビジョン研究センター安全保障研究ユニット長・大学院法学政治学研究科藤原帰一教授による「戦争と平和の条件(Conditions of War and Peace)」と、カブリ数物連携宇宙研究機構村山斉機構長・特任教授による「ビッグバンからダークエネルギーまで(From the Big Bang to Dark Energy)」を配信する。
この2コースをあわせ、世界各国から数万人の利用を予想している。

履修者の学習状況や成績の分布に関して研究するとともに、オンライン講座と対面授業を組み合わせる「反転授業 (Flipped Classroom)」についても試行的実践と評価を行う。

今回の実証実験開始にあたり、東京大学の江川雅子理事(広報担当)は「国境を越え多様な人々に学習機会を提供することは、グローバル化する社会における大学の重要な使命です。コーセラに参加し、世界中の人々に東京大学の知の蓄積を提供できることを大変喜ばしく思っています。本学は既に100ヶ国以上から留学生を受け入れていますが、オンライン講義では、日本に来られない学生にも本学ならではの研究・教育を幅広く紹介できます。東大の教育をより多くの人に届けることで、海外の学生を一層惹きつけ、国際化を更に推進する契機となることを期待しています。」とコメントしている。

関連URL

本件に関するコーセラからのプレスリリース
コーセラの東京大学ページ

問い合わせ先

MOOCに関するお問い合わせ
東京大学大学院情報学環 准教授
山内 祐平

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