就職人気企業ランキング10年比較　「旅行」「航空」から「ゲーム」「出版」へ=学情調べ=

学情は5日、「就職人気企業ランキング」2016年卒～2025年卒の10年分を比較した結果を発表した。

10年前の2016年卒のランキングでは、ANA（全日本空輸）を筆頭に、トップ10に航空・旅行・レジャー関連が4社入り。また、2位に伊藤忠商事、9位に丸紅、5位に三菱東京UFJ銀行（現：三菱UFJ銀行）、10位に三井住友銀行がランクイン、商社・金融がそれぞれ2社、トップ10に入った。10年前は旅行と商社、金融が人気を誇っていた。

ANA（全日本空輸）は、2016年卒～2019年卒の調査で、4年連続首位。JAL（日本航空）もトップ10に入っていて、現在の社会人5年目から8年目にあたる世代が就職活動をしていた時期は、航空が支持を集めていた。

2020年卒～2025年卒は、伊藤忠商事が6年連続で首位を独占。2022年卒以降、任天堂や講談社、集英社もトップ10の常連。ゲームや電子コミック、動画など、デジタルコンテンツを提供する企業が、デジタルネイティブである学生から支持を集めている。

10年間トップ10に入り続けた企業は、伊藤忠商事だけ。同社は2020年卒～2025年卒の調査で、6年連続首位で人気が高い。トップ10に入る企業は毎年入れ替わるなか、継続して学生からの人気を集めている。

調査概要【2023年調査（2025年卒対象）】
調査期間：2023年4月1日（土）～2023年10月31日（火）
調査機関：学情
調査対象：2025年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生
有効回答数：7715名
調査方法：（1）あさがくナビ登録学生へメールにて告知。Web上の入力フォームによる回収
（2）同社主催のイベント来場学生へのWeb入力フォームによるアンケート調査及び回収
回答方法：選択式（最大5社）

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