2024年2月8日
学研、小中学生の「習い事」「将来の職業」「通信機器利用」の実態調査を公表
学研ホールディングスの調査・研究機関「学研教育総合研究所」は7日、小学生or中学生の子どもを持つ20~59歳の保護者計1800人を対象に実施した、「習い事」、「将来の職業」、「メディア・通信機器の利用」に関する実態調査の結果をまとめ発表した。
同研究所は昨年12月、「小・中学生調査」の第1弾として、お年玉や起床・就寝時刻、好きな食べ物など日常生活に関する調査結果を発表したが、今回の調査はその第2弾。
それによると、「学校以外で行っている習い事」を聞いたところ、小学生では1位が「水泳」27.0%、2位「受験のための塾・学校の補習のための塾」19.3%、3位「英会話教室」15.4%、4位「音楽教室(歌や楽器など)」14.5%、5位「通信教育」10.8%だった。
中学生では1位がダントツで「受験のための塾・学校の補習のための塾」54.8%で、2位「英会話教室」7.5%、3位「英語塾(読み書き中心)」7.2%、4位「通信教育」と「音楽教室(歌や楽器など)」の各6.8%だった。
また、「将来つきたい職業」を尋ねたところ、小学生では1位「パティシエ(ケーキ屋)」5.0%、2位「YouTuberなどのネット配信者」4.3%、3位「警察官」3.8%で、「看護師」が大幅に順位を上げてTOP5にランクイン。男子では「YouTuberなどのネット配信者」が3年連続1位で、女子では「パティシエ(ケーキ屋)」が7年連続1位だった。
中学生では1位「エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)」4.0%、2位「公務員」と「会社員」の各3.8%、4位「学校の教師・先生」3.0%、5位「看護師」2.5%となった。男子では1位「エンジニア・プログラマー」、2位「会社員」で、女子では1位「学校の教師・先生」、2位「看護師」。
一方、「小学生調査」で、通信機器に費やす時間を聞いたところ、平均は1時間36分/日で、6年生では1時間59分/日だった。「アプリに課金したことがある」小学生は23%で、課金したことがあるアプリのジャンルは1位「ゲーム」、2位「動画・映画」、3位「勉強・学習」。
また、「小学生の子どもの塾選びで重視すること」を保護者に聞いたところ、1位が「家からの通いやすさ」、2位「料金」、3位「授業内容」、4位「受講スタイル」、5位「サポート体制」だった。
「中学生調査」で、通信機器に費やす時間を聞いたところ、平均は1時間59分/日で、男子では2時間10分/日。「アプリに課金したことがある」中学生は39%で、男子の1年生では55%だった。課金したことのあるアプリのジャンルは、1位「ゲーム」、2位「動画・映画」、3位「音楽」となった。
この調査は、ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする小学生or中学生の子どもを持つ20歳~59歳の保護者を対象に、2023年10月27日~11月1日の6日間かけてインターネットで実施。有効回答数は、「小学生調査」が1200人(小1~小6、男女各100人)、「中学生調査」が600人(中1~中3、男女各100人)。
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