1. トップ
  2. データ・資料
  3. 専門学生の採用、40.3%の企業が「2月以前に応募受付を開始」 =グッドニュース調べ=

2024年2月29日

専門学生の採用、40.3%の企業が「2月以前に応募受付を開始」 =グッドニュース調べ=

グッドニュースは28日、同社の専門職に特化した職業学習・就職活動プラットフォーム「CareerMap」(キャリアマップ)を活用して新卒採用を実施している企業の人事・採用責任者2982人を対象に実施した、「2024年1月 採用活動の実態調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、専門学生の採用目標人数は、1〜2人という少人数の目標が22卒から24卒にかけて5.6pt減少する一方で、目標人数3〜29人は22卒から24卒で46.6%から53.7%に7.1pt増加した。

採用充足率は8割未満が65.4%と大半を占めており、売り手市場が続いている。売り手市場の中で、企業側は応募者を集めるところから苦戦している状況がみられ、いかに自社への志望意欲が高い学生を集められるかが重要になってくると考えられる。

専門学生の特徴として、学校求人を中心に就活を行い、エントリー数も平均3〜4社と大学生と比較すると少ない傾向にある。その結果、内定も平均1.19社になっており、内定辞退者数は大学生に比べて低く安定している。例年通り、専門学生の採用の安心感は継続して担保されているといえる。

内定承諾者数は「少し減りそう」と「大幅に減りそう」が7.4pt増加。内定辞退者数は、大学生は昨年より3.2pt増加したが、専門学生は0.6pt増にとどまった。

応募者が増えない中で内定辞退を食い止めることは必須で、企業側では従来通り職場見学の取り組みに加え、SNS含め内定者との交流をはかっている。採用が早期化した分、長期化しているので内定後のコミュニケーションを密にとるなど内定後のフォローやケアが課題となる。

また、広報活動開始の時期として、卒業年次の前々年8月以前と卒業年次前年3月にヤマがあるという大きな傾向は変わりないが、2月以前に学校訪問を実施する企業は23卒と比べて、60.6%と5.5pt増加し、説明会も51.4%と7.8pt増加した。

従業員数が多い企業よりも少ない企業の方が早めに広報活動を開始する傾向があり、応募受付開始に関しても、40.3%の企業が「2月以前に応募受付を開始」するなど早期から採用活動が行われている。

専門学生の就活の開始時期は大学生よりも遅い傾向にあるものの、12月から意識する学生も増加しており、遅くとも3月や4月には採用活動を開始することが推奨される。

24卒に続き25卒も積極的な新卒採用が見込まれる。2023年7月の25卒の採用計画アンケート結果と比較すると、「予算を増やす予定」が7.7pt増加。24卒の採用充足率の状況を受け、予算を充てて採用を行う企業が増えていることが考えられる。

広報活動の開始時期などのトレンドは24卒とほぼ同様だが、2月以前に応募受付を開始する企業が4.9pt増加しており、採用活動のさらなる早期化が予測される。

また、23卒の調査と比較して、初任給を引き上げた企業が14.7pt増加し、半数以上の企業が初任給を引き上げている。前年に引き続き、特に飲食、美容で引き上げの傾向が強く、これらの業界では70%以上の企業が初任給の引き上げを行っている。

多くの企業で初任給の引き上げが行われた24卒を受け、25卒は半数以上が据え置き予定であるものの、それでもまだ45%の企業が引き上げを検討している。24卒に引き続き飲食、美容、服飾では半数以上が賃上げを予定しており、人材確保に苦戦する業界・企業で初任給を引き上げる傾向が続くとみられる。

今回の「2024年1月度 業界動向調査」は、同社の職業教育・就職活動プラットフォーム「CareerMap」で新卒採用を実施している企業の人事・採用責任者を対象に、1月9日〜2月9日に、インターネットで実施した。アンケートの有効回答数は2982社。

また、同時に実施した「新卒初任給の実態調査」は、CareerMapに登録のある2023年卒/2024年卒向け募集情報データをもとに、1月に分析をした。

関連URL

調査結果の詳細(PDF)

「CareerMap」

グッドニュース

自律的な学習者への第一歩に 自己効力感の向上 活用事例多数紹介 すらら 活用事例のご紹介
大塚商会
AIRobot-NEWS AI・ロボットニュース

アーカイブ

  • ICT要員派遣はおまかせ! ICTまるごとサポート 詳細はこちら
  • 事例紹介作って掲載します。 ICT教育ニュースの楽々 事例作成サービス