2024年3月26日
小・中学校の入学祝い金、約6割が「1万円未満」=ウェブクルー調べ=
ウェブクルーは25日、同社が運営する、お金の決断をサポートするメディア「MoneyFix」のLINE公式アカウントの友だち(合計2527人)を対象に実施した、「小学校・中学校の入学祝いに関するアンケート」調査の結果をまとめ発表した。
それによると、「小学校の入学祝いをあげる相手」を聞いたところ、最も多かったのは「甥姪(配偶者の甥姪含む)」44.0%で、次いで「自分の子」29.7%だった。そのほかの親族よりも、「友人・知人の子」20.5%の方が多い結果となっている点も注目だ。
一方、「中学校の入学祝いをあげる相手」についても、最も多かったのは「甥姪(配偶者の甥姪含む)」39.1%で、次いで「自分の子」27.5%だった。小学校の入学祝いも中学校の入学祝いも、贈る相手についてはほぼ同様の結果となった。
「自分の子ども」に小学校の入学祝いに何を贈ったか、を尋ねたところ、「現金」34.1%が最も多く、以下、「ランドセル」17.9%、「文房具」15.1%と続いた。ランドセルがあまり多くないのは、お祝いではなく、「必要なもの」として認識されている可能性もある。
自分の子に贈った「小学校の入学祝いがいくら相当なのか」を聞いたところ、「3000~5000円未満」23.4%が最も多く、次いで「5000~1万円未満」と「1万~3万円未満」の20.3%。一方、中学校の入学祝いは、「1万~3万円未満」30.3%が最も多く、次いで「5000~1万円未満」25.6%、「3000~5000円未満」19.5%。
最も多い金額帯は、小学校が「3000~5000円未満」なのに対し、中学校では「1万~3万円未満」だったが、小学校・中学校のいずれも「1万円未満」が約6割という結果になった。
現金以外にも、ランドセルや文房具、おもちゃなどを入学祝いに贈る人も一定数いた。お祝いを現金で贈るか、物品で贈るかで金額が異なる可能性がある。
また、「孫・ひ孫に贈った小学校の入学祝い」を聞いたところ、最も多かったのは「現金」41.7%で、自分の子へ贈った入学祝いより「現金」の比率が高い。次いで、「ランドセル」16.1%、「金券(ギフト券、図書券、図書カードなど)」15.2%だった。
一方、「甥・姪に贈った中学校の入学祝い」も、「現金」63.2%が最も多く、「金券(ギフト券、図書券、図書カードなど)」18.7%、「文房具」5.4%と続いた。 小学校、中学校いずれも相手にかかわらず「現金」が圧倒的に多かったが、孫・ひ孫に贈る小学校の入学祝いに関しては、「ランドセル」という回答も目立った。
小学校の入学祝いを誰に渡すかを聞いたところ、「親に渡すことが多い」「必ず親に渡す」を合わせて43.9%、「本人に渡すことが多い」「必ず本人に渡す」を合わせて50.4%で、親よりも「本人に渡す」が若干多いことが分かった。
一方、中学校の入学祝いは、「親に渡すことが多い」「必ず親に渡す」を合わせて31.1%、「本人に渡すことが多い」「必ず本人に渡す」を合わせて65.4%で、小学校よりも中学校の方が、「本人に渡す」割合が増えていることが分かる。
また、中学校の入学祝いを「いつ贈るか」を聞いたところ、「小学校の卒業式から中学校の入学式の間」49.8%が最も多く、以下、「中学校の入学式からゴールデンウィークごろまで」17.5%、「入学した年度内」16.0%と続いた。「小学校の卒業式よりも前」14.7%は少なく、小学校の卒業式が終わってから贈る人が大半なのがわ分かった。
この調査は、「MoneyFix」LINE公式アカウントの友だちを対象に、「小学校の入学祝いに関するアンケート」は、2023年12月18日~24日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1317人。また、「中学校の入学祝いに関するアンケート」は、2024年1月5日~11日にかけて実施。有効回答数は1210人。
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