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2024年5月24日

芝浦工業大学、柔軟な触覚センサーを活用し指先の微細な動きを高い精度で識別できるシステムを開発

芝浦工業大学は22日、柔軟な触覚センサーを活用し、手指の微細な動きを客観的に評価するシステムを開発したと発表した。

(a)センシングデバイスとコントローラとの接続イメージ (b)2本の指(手の模型)でセンシングデバイスを水平方向からつまむ様子

システム理工学部生命科学科・佐藤大樹教授らの研究チームが、電気インピーダンス・トモグラフィに基づく柔軟な触覚センサー(トモグラフィ型触覚センサー)を応用し、指の微細な動きを客観的に評価する新しいシステムを開発した。使用する触覚センサーは、4つの層から構成され、柔軟性、形状の汎用性、感度の点で優れているという。

センサーは16個の電極を備えたフレキシブルプリント回路基板と導電性材料を使用し、さまざまな指の動きから電圧データを取得。データは数値解析ソフトウェアを使って処理され、接触分布画像を再構成することにより、つまむ動作の正確な測定が可能になり、様々な「つまみ動作」を90%以上の識別率で分類することができるという。

今後は、触覚センサーをさまざまな形状の物体に適用することで手指運動を促す知育玩具の開発から医学研究まで広く社会に活用されることを目指す。

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