2024年6月3日
高校の探究学習、校内組織の設置が8割に上るも教員の9割が依然「課題を感じる」=カタリバ調べ=
カタリバは5月31日、高校の教員が探究学習に感じている課題についてのアンケート調査の結果を公表した。
調査は、生徒たちの探究学習をサポートしている高校教員を対象に昨年12月から1月にかけて行われ、340名から回答を得た。
それによると、82%が探究学習カリキュラムの企画や開発、推進を統括する組織が校内に設置されていると回答したものの、探究学習の推進を担当している教員や生徒伴走にあたっている教員の92%が、探究学習の推進に関して「課題を感じている」と回答した。
具体的に課題だと感じていることとしては、「授業案やカリキュラムの設計」「調べ学習で終わってしまう」「校内で探究学習への理解が広がらない」などの回答が多く見られた。
また、「コーディネーターなど外部人材の設置」や「活動の浸透や文化づくりを目指した校内風土の醸成」の2つの取り組みが進んでいる学校においては、教員の課題感が低い傾向にあることも明らかになった。
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