2024年7月5日
中学・高校・大学の学校見学、保護者の約74%が「参加した」=塾選調べ=
DeltaXが運営する学習塾検索サイト「塾選」は4日、小学生、中学生、高校生の子どもを持つ保護者142人を対象に実施した、「中学・高校・大学の学校見学に関する調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、中学受験、高校受験、大学受験を経験した人の約74%が「学校見学に行った」と回答。半数以上が学校見学に参加しており、その重要性が分かる結果となった。

学校見学の参加率を細かく見ると、中学受験における学校見学は78%、高校受験は76%、大学受験は68%というように、受験生の年齢が上がるにつれて見学率が低下しており、年齢によって受験する際に重視する点や情報に差があることが影響していると考えられる。
中学受験における学校見学の参加率が最も高いのは、小学校からの進学が子どもにとって初めての大きなステップであり、複数の選択肢から最適な学校を選ぼうと学校見学に参加する保護者が多いからだといえる。

「学校見学に行った学校の平均校数」をみると、「中学」約2.5校、「高校」約1.4校、「大学」約2.7校で、各受験の際に保護者が学校見学に参加した平均校数は約2.5校だった。

学校を見学した保護者のデータを細かく見ると、見学した校数が多いほど「子どもに合う学校を見つけられた」と感じる割合が高くなることが分かった。複数の学校見学に参加すると各学校の特徴を比べることができ、その結果、子どもの学力や性質に合った学校を見つけやすくなるからだと考えられる。

学校見学には種類がいくつかあるが、参加率が最も多かったのは「学校説明会」71%で、以下、「キャンパスツアー」11%、「クラブ活動見学」8%、「寮ツアー」4%と続いた。逆に、参加率が低かったのは「オープンクラス」2%、「文化祭」0.8%などだった。

「学校見学に参加したタイミング」を聞いたところ、中学校受験では「小6春」27%と「小6夏」24%に集中しており、小学校6年生の終わりと夏休み期間に学校見学や受験準備がピークを迎えることを示している。以下、「小5夏」15%、「小5春」9%、「小4夏」9%、「小4春」6%と続き、早期に受験準備を始める家庭や情報収集を行う家庭が増えていることが分かった。

一方、高校受験では、「中3夏」50%が最も多く、次いで「中3春」24%だった。「中3夏」は、模試や学校説明会、体験入学などが活発に行われる時期でもあり多かったが、「中3秋」11%や「中2夏」8%も一定数おり、受験を意識したタイミングで参加している保護者もいるようだ。

また、大学受験では、「高3春」と「高2夏」が同率(32%)で1位だった。「高3春」は、志望校の選定や受験勉強が本格化する時期で、オープンキャンパスや模試、進路相談などの活動が活発に行われる。「高2夏」も、夏休みを利用して受験準備を進める時期として意識し始める人が多いためと考えられる。

実際に学校見学を経験した保護者に、「どのようなポイントを重視してチェックしたか」を尋ねたところ、中学・高校・大学全体で最も多くの回答が集まったのは「学校の雰囲気」で全体の57%を占めた。続いて「学校カリキュラム」38%、「入試に関すること」37%、「生徒の雰囲気」36%、「学費や必要費用」31%も多くの回答が集まった。

学年別の傾向を見ると、中学受験時の見学では、「学校の雰囲気」57%、「入試に関すること」45%、「生徒の雰囲気」31%、「学校カリキュラム」31%が特に重視されていた。中学校の段階では、入試に関する情報が重視されるのが特徴的で、生徒の様子や学校全体の雰囲気を確認することも重要視されていた。

高校受験時の見学では、「学校の雰囲気」54%、「学校カリキュラム」44%、「生徒の雰囲気」40%が多く、高校生活ではカリキュラムの内容や生徒の様子が特に重要視されていることが分かった。また、「制服」18%、「部活やクラブ、課外活動」20%も比較的高い関心を集めていることから、課外活動や制服のデザインも学校選びでは重要な要素となっていることが予想できる。

大学受験時の見学では、「学校の雰囲気」60%、「学校カリキュラム」44%、「生徒の雰囲気」40%、「入試に関すること」36%、「学費や必要費用」36%、「教授の雰囲気」34%という結果だった。「学費や必要費用」が重視されているのが特徴的で、中学・高校に比べ、大学進学が家庭に与える経済的な影響が分かる。
また、回答者のなかには、実際に学校見学に参加した結果、「受験を取りやめた」という人もいた。理由は、「実際に行ってみると交通の便が悪かった」「授業体験に参加したがイマイチだった」「学校のカリキュラムや校風が合わなかった」というもので、学校見学に参加することで入学後のミスマッチを防げたというケースも多くあった。
この調査は、中学生・高校生・大学生の子どもを持つ保護者を対象に、3月にインターネットで実施した。有効回答数は142人。
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