2024年7月29日
みんなのコード、「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル(案)」発表
みんなのコードは26日、「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル案」を発表した。
本取組は、子ども・若者の未来を支援する日本財団から、「公教育における情報教育の発展と共創による地域格差の是正」プロジェクトとして助成されている。
本カリキュラムモデル案は、情報教育の強化・拡充の機運の高まりを受け、みんなのコードが2024年3月に発表した「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル基本方針」をより発展・具体化し、次世代の情報教育の在り方を議論できるよう、以下の2点を新たに作成した。
・第2章 各学校段階のカリキュラムモデル
▶️各学校段階での情報教育の目標、情報教育の6領域ごとの内容等について提示
・資質・能力系統表
▶️小学校(低・中・高学年)、中学校、高校ごとに、情報教育の6領域それぞれについて、資質・能力の3つの柱で整理
本カリキュラムモデル案の狙いは、各学校・学年段階で6領域にそれぞれ取り組むことで、螺旋的に資質・能力を発展させていくこと。そのため、各学校段階で分けて考えず、12カ年の継続した情報教育の全体像を捉えるための資料として、資質・能力系統表を公表した。
なお、学習内容や、育成を目指す資質・能力は、各学校・学年の実態等に合わせて柔軟に変化していくことが求められるため、本資質・能力系統表も、各学校がカリキュラムを作る際の参考となることを想定しているという。
【カリキュラムモデル案】
第1章 小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデルの基本方針
第2章 各学校段階のカリキュラムモデル
・第1節 小学校 「情報を学ぶ時間」
・第2節 中学校 技術・情報科「情報分野」
・第3節 高等学校 共通教科情報科「情報I」相当科目
参考資料
・資質・能力系統表
・授業事例
【12年間を通じた体系的な情報教育の枠組み】
・小学校 「情報を学ぶ時間」の新設
・中学校 「技術・情報」科の新設
・高等学校「情報」の必履修科目の充実
【情報教育の6領域案】
A 情報と社会
B 情報デザイン
C コンピュータの仕組み
D ネットワーク
E アルゴリズムとプログラミング
F データと分析
小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル案
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)