2024年10月10日
3割の就活生が就職活動の挫折経験は「人生の中でもショックな体験」=マイナビ調べ=
マイナビは8日、2025年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(9月)」の結果を発表した。
それによると、25年卒学生の9月末時点での内々定率は89.8%(前年比3.3pt増)だった。就職活動の終了予定の時期を聞くと、内々定を保有しつつも活動を継続している学生は10月、未内々定者は12月という回答が最多となった。内々定を保有している学生は内定式を見据えて活動を終了する予定と推察される。
今後の就職活動継続意向を聞いたところ、「活動終了」が83.1%、「未内々定」が10.2%、「内々定あり活動継続」が6.7%となり、15人に1人の学生は内々定を保有しつつ、今後も活動継続予定であることがわかった。今後の選考受験予定を聞いたところ、未内々定者は「5社(22.3%)」、内々定を保有しつつも活動を継続している学生は「1社(19.7%)」が最多であった。内々定保有かつ活動継続者は10月に活動を終了する割合が高かったが、それまでに再び選考を受ける可能性が示唆された。また、「10社以上」と回答した未内々定者は13.4%と、引き続き積極的に選考を受験する学生もいることが示された。
キャリア形成活動や就職活動で最初に実施したことを聞いたところ、未内々定者・内々定保有者ともに「合同企業説明会への参加」が最多だった。次に多かった活動は、未内々定者では「就活イベントへの参加(22.8%)」、内々定保有者は「インターンシップへの参加(25.2%)」だった。インターンシップの参加割合については、内々定保有者と未内々定者に8.6ptの差があった。インターンシップへの参加により、学生の企業理解や自己理解が深まり内々定獲得にも影響があったと推察される。
学生に就職活動で経験した挫折・失敗は、これまでの人生における挫折・失敗と比べて、どの程度のショックだったかを聞いたところ、約3割が「人生の中でもショックな体験だった」と回答。自由回答では、「人格を否定された」「ショックから立ち直れていない」などの気持ちが見受けられたが、周りに相談をしたり、少し就職活動を休むなどしたり自分なりのリフレッシュ方法で乗り越えたエピソードも語られた。
関連URL
最新ニュース
- 2025年度(令和7年度)大学入学共通テスト 問題・回答速報・解説サイト情報サイト情報(ベネッセ/駿台・東進・河合塾・朝日新聞・中日進学ナビ)(2025年1月11日)
- 教育ネット、徳島県立全学校に「おたすけ学校AI」を実証導入(2025年1月10日)
- コドモン、岩手県奥州市の保育所7施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年1月10日)
- 約4割の学生が「5社以上」のインターンシップなどに参加 =学情調べ=(2025年1月10日)
- タイパ・コスパの高い「オンライン学習塾」が共働き家庭の支えに =オンライン指導塾そら塾調べ=(2025年1月10日)
- 受験は親にとっても大きな挑戦、受験生の負担を気遣う親が行う「見えない応援」とは =ジョンソン調べ=(2025年1月10日)
- リスキリング支援サービス「Reskilling Camp」、企業におけるリスキリング施策の実態調査(2025年1月10日)
- 社会構想大学院大学、「教育CIO養成課程」を2月に開講 ICTを活用した教育改革のリーダーを育成(2025年1月10日)
- アイディア高等学院、「個性に合わせた能力向上」をめざした教育を開始(2025年1月10日)
- 三信電気、日建学院の出席確認システムに顔認証の仕組みを導入(2025年1月10日)