2024年10月16日
高校・大学のオンライン試験導入率15.6%、肯定派の学生とシステム化整備に悩む学校 =Asia ATP調べ=
Asia ATP Japan SIGは、学内試験に関する実態調査を学校側、学生側それぞれを対象に実施し、調査の全容をまとめたレポートを15日に公開した。
企業に比べて学校におけるオンライン試験の導入が進まない原因を明らかにすべく、7月1日・2日に、学内試験に携わっている高等学校・大学の教職員103名を対象に「オンライン試験導入に関する意識調査」を、また7月10日・11日に、学内試験を10回以上受けたことのある大学生117名を対象に「大学生の学内試験に関する実態調査」を実施した。
その結果、不正が増えることの懸念や学校全体でのシステム化の整備がされていないことなどを理由に、学校側では積極的に検討を進めていないのに対し、学生側はオンライン試験の利便性の高さなどにメリットを感じ、オンライン試験の実施を希望する傾向があり、学校側と学生側の意識にギャップのあることが判明した。
具体的には、高校・大学のオンライン試験導入率はわずか15.6%にとどまり、その理由としては「学校内でシステムが完備されていない」が61.7%で最多となった。また、オンライン試験を導入していない教職員の7割以上から、オンライン試験の導入に「不安を感じる」の声が聞かれた。
一方、大学生を対象にした調査では、約8割が学内試験を「オンライン受験したことがある」と回答。オンライン試験の魅力は「移動の手間がかからないこと」が67.5%で1位となった。また、44.5%が今後も学内試験を「オンライン試験」で受けたいと答えている。
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