1. トップ
  2. データ・資料
  3. 2025年新卒採用、8割の学生が「インターンシップ・仕事体験に参加」=リクルートマネジメントソリューションズ調べ=

2024年11月29日

2025年新卒採用、8割の学生が「インターンシップ・仕事体験に参加」=リクルートマネジメントソリューションズ調べ=

リクルートマネジメントソリューションズは28日、2025年度卒として就職活動を行った大学4年生・大学院2年生1117人を対象に実施した、「2025年新卒採用 大学生の就職活動に関する調査」の結果をまとめ発表した。


それによると、25卒でインターンシップ・仕事体験に参加した学生の割合は23卒(70.8%)・24卒(73.5%)よりも増え、8割(80.0%)になった。


インターンシップ・仕事体験に参加した理由については、「仕事内容を知りたかった・体験したかったから」73.3%が最も多く、次いで「社員の人柄や職場の雰囲気を知りたかったから」54.3%だった。

「インターンシップ・仕事体験の選考を通じて本選考の練習をしたかったから」という理由で参加した学生は34.6%で、「本選考への優遇措置があったから」という理由の参加者は約4人に1人の割合(26.3%)だった。


また、インターンシップ・仕事体験に参加した会社の本選考にエントリーしなかった理由を聞いたところ、最も多かったのは「仕事内容が自分に合わないと感じたから」34.8%で、以下、「社員の人柄や社風が自分に合わないと感じたから」26.4%、「入社後のキャリアイメージが分からなかったから」24.2%などが続いた。


「仕事に対する価値観(仕事にどのようなことを求めるか)」について尋ねたところ、1位は「安定」42.6%で、次いで「貢献」31.1%、「金銭」30.0%、「成長」29.8%がほぼ同水準で並ぶ結果となった。

2020年卒から6年分の結果を比較したところ、仕事に求めることの上位に来ている「安定」「貢献」「金銭」「成長」に目立った変化はなかった。経年でみると、「貢献」「成長」の重視度がわずかに下がっており、1位の「安定」との選択率の差が広がっている。


また、内(々)定企業に応募したきっかけを聞いたところ、最も多かったのは「希望する勤務地で働けそうだから」68.5%で、20卒以来最高値だった。2番目は、23卒まで1位だった「業界に興味があったから」66.1%だが、経年でみると選択率は低下している。


学生の志望度向上に最も影響が大きかった場面を尋ねたところ、1位が「面接」22.1%で、2位が「インターンシップ」20.0%だった。一方で、会社説明会のインパクトは21卒以降比較的低い数値(12.5%)で推移している。



「応募企業への志望度向上に影響を与えたこと」を聞いたところ、最も多かったのは「自分がこの企業で働くイメージを持つことができた」39.0%で、次いで「就職先として自分に合っているかを検討するのに有効な情報が得られた」31.1%だった。

20卒からの経年の傾向としては、「採用活動における各種のやりとり(合否連絡など)が手際よく迅速だった」18.0%の選択率が伸びている。また、「自分のことをよく理解しようとしてくれた」22.0%の選択率は上位だったものの、下降傾向にある。


就職活動の悩みを相談する相手を聞いたところ、最も多かったのは「家族」62.9%で、24卒と比べて6.4ポイント増。僅差で「友人・先輩・後輩」60.9%が続き、最も身近な就職活動のプロである「大学・大学院のキャリアセンター」への相談は35.1%に留まっている。



「内(々)定受諾の最終的な決め手」を尋ねたところ、最も多かったのは「やりたい仕事(職種)ができる」15.8%で、次いで「社員や社風が魅力的である」10.3%だった。

経年の変化を見ると、「社員や社風」2.3%、「企業理念やビジョン」2.3%、「経営方針や戦略」1.7%、「その会社ならではの強み」1.7%、「製品・サービス」1.5%といった企業特性に関する事柄の選択率は低下し、「入社後のキャリアを具体的にイメージできる」4.8%、「労働時間や勤務スタイルに魅力がある」3.8%などの選択が増えている。


また、就職活動を通じて、「軸」(就職先を決断するにあたって大事にしたいこと)が明確になったとする学生は8割で、明確になった時期は「自己分析を通じて」が3割超(34.7%)で最多だった。一方で、就職活動のピークを過ぎた時期(卒業・修了年度の7月)になっても「軸」が「明確になっていない」学生も2割いた。


「働く予定の会社を決めたあとに不安を感じたことはあるか」と質問したところ、内(々)定受諾後に「不安を感じていない」のはわずか20.8%で、ほとんどの学生が不安を抱えていることが分かった。不安の内訳としては、「なんとなく漠然と」36.1%、「社会人としてやっていけるか分からないから」34.7%など漠然としたものが多かった。


入社意向の低下に最も影響を与えることを聞いたところ、約6割(66%)の学生が、「入社前に勤務地が分からないこと」、「配属部門・職種を選べないこと」、「入社後に転勤があること」をあげたが、入社意欲が「大きく下がる」と回答した割合は昨年よりも増加している。

この調査は、2024年度卒として就職活動を行った大学4年生・大学院2年生を対象に、今年6~7月にインターネットで実施した。有効回答数は1117人。

調査結果の詳細

関連URL

リクルートマネジメントソリューションズ

自律的な学習者への第一歩に 自己効力感の向上 活用事例多数紹介 すらら 活用事例のご紹介
大塚商会
株式会社TENTO

アーカイブ

  • ICT要員派遣はおまかせ! ICTまるごとサポート 詳細はこちら
  • 事例紹介作って掲載します。 ICT教育ニュースの楽々 事例作成サービス