2025年1月6日
日本大学、経済学部の入学前教育でAI教材「atama+」を活用
atama plusは12月27日、AI教材「atama+(アタマプラス)」が日本大学経済学部の入学前教育にて活用されると発表した。
対象は、「総合型選抜・学校推薦型選抜・校友枠選抜」の25年度入学生。学部が指定する国語・英語の単元を学習することで、入学後の学びに必要となる読解力と英語力の向上をめざす。
昨今、「年内入試」と呼ばれる総合型選抜や学校推薦型選抜で入学する学生が増えており、2023年度入試では年内入試による入学生が全体の半数を超えている。このような入試形式では合格から入学までに時間があることから、学部の学びにスムーズに接続することをねらいとした「入学前教育」を取り入れる大学が増えている。入学後に専攻する学問分野を学ぶ上で必要な学力の習得に向けて、高校の既習範囲の復習や専門知識の予習が行われる。
日本大学経済学部は、日本大学の基本理念である「自主創造」の精神にもとづき、経済学・経営学・会計学の修得を通じて、経済的諸現象に関する幅広い知識と教養を身に付け、広く国際社会で活躍できる人材の育成を目指している。入学前教育についてはこれまでも大学および社会で必要とされる国語力、英語力の強化をめざして経済関連書籍の読書感想文提出や英語オンライン教材の受講といった取り組みをしていた。
しかし、対象人数が多いことからすべての入学生が満足できる課題を設定し、評価結果を適切にフィードバックすることは困難だった。また、新しい学習指導要領に基づく教材の更新も課題だった。一人ひとりの理解度に合わせて個別最適なカリキュラムを作成するAI教材「atama+」を活用することで、飽きずに学習を継続し個々に応じた能力向上につなげられると考え、25年度から導入することとなった。
対象となる経済学部の総合型選抜・学校推薦型選抜・校友枠選抜の25年度入学生は、約3カ月にわたって学部が指定した国語・英語の単元を「atama+」で自立的に学習する。理解度に応じてレコメンドされる講義動画や演習問題などに取り組むことで、学部の学びに必要な読解力、英語力の向上を目指すという。
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