2025年1月30日
塾・予備校に通った浪人生、48.9%が「1浪目で第一志望大学に合格」=じゅけラボ予備校調べ=
じゅけラボ予備校は29日、浪人時代に塾または予備校に通学して大学受験をした19歳〜26歳の男女219人を対象に実施した、「浪人期間中の勉強法に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、塾または予備校に通って大学受験にチャレンジした浪人生の半数近い48.9%が、「浪人1年目で第一志望の大学に合格した」ことが分かった。この数字は、浪人生の努力の成果を表しているものの、決して「全員が成功」とはいえない現実も示している。
また、第一志望に合格しなかった浪人生の中で、29.7%が第二志望の大学に合格していることも判明した。第一志望大学の合格率も合わせると78.6%の高い合格率になり、浪人生が予備校や塾で幅広い選択肢を考慮して、努力してきた姿を反映している。
その一方で、第一志望・第二志望に合格しなかった浪人生の中で、「全ての大学に合格できなかった」のはわずか2.7%だった。塾や予備校の個別指導や学習計画の作成支援、進路相談といったサポート体制が、浪人生の合格率向上に大きく寄与している可能性が高いといえる。
また、第三志望以下の大学に進学した18.7%の受験生も含め、多くの浪人生が複数の選択肢を確保しながら、現実的な進学を実現していることが分かる。塾や予備校が浪人生に提供する、柔軟な進路選択を支援する体制が効果を発揮しているといえる。

塾または予備校に通学する浪人生にとって、大学受験の最大の障壁は何だったのか?―今回の調査結果から浮き彫りになったのは、「モチベーションの維持」が55.7%と過半数を占める課題であるという事実だった。次いで「学習計画の立案・作成・実行」が31.1%で塾、予備校を利用しているにもかかわらず日々の学習計画で悩みを抱える浪人生が多いことも分かった。
以下、3位「科目ごとの勉強法と孤独感」13.7%、4位「自分に合った参考書・問題集の選定」13.2%、5位「志望大学に向けた専門対策」12.8%、と続いた。
この調査は、事前調査で「塾または予備校に通学して大学受験した」と回答した19歳〜26歳の男女219人を対象に、2024年12月9日~16日にかけて、インターネットで実施した。
関連URL
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)











