2025年4月8日
中高生が音声通話をする相手、男子は「同じ学校の友だち」、女子は「母親」が1位=LINEリサーチ調べ=
LINEヤフーは7日、同社が運営するスマホ専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の中高生男女1037人を対象に実施した、「スマホ通話に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、中高生に予約や問い合わせの電話ではなく、家族・友だち・知り合いなどとの電話として、「普段、音声通話をどのくらいするか」を聞いたところ、最も多かったのは「週に1日以上」で4割台後半。男子中高生では5割強、女子中高生では4割強で、男子中高生のほうが音声通話の頻度が多いようだ。
また、女子中生の1割台半ばが「まったくしない」と回答したほか、女子高生の約2割が「月に1日より少ない」と回答。
「普段よく通話をする相手」を聞いたところ、「同じ学校の友だち」が5割台半ばで最も多く、2位は僅差で「母親」、3位は「父親」だった。男子中生は、「同じ学校の友だち」が7割台半ばで1位。2位「母親」、3位「父親」と続き、4位の「同じ趣味の友だち」、5位の「幼なじみ・近所の友だち」も2割弱と多かった。男子中生は、同じ学校以外の身近な友だちとも通話しているようだ。
一方、女子中生では「母親」が男子中生より多く、6割台半ばで1位。3位の「父親」も4割強でほかの層と比べ多く、家族ともスマホでよくコミュニケーションをとっている様子がうかがえる。
男子高生は、「同じ学校の友だち」が5割強で1位。以下、「母親」「父親」と続くが、男子中生よりは少なかった。また、「別の学校の友だち」が2割強とほかの層より多い。一方、女子高生は「母親」が6割強で1位。家族が上位にランクインしているのは女子中生と同じだが、「恋人(彼氏・彼女)」も多かった。
友だちと音声通話をする中高生に、ビデオ通話(映像付きの通話)は除き、「1回あたりのだいたいの通話時間」を尋ねたところ、男子中高生は「5分未満」、女子中高生は「2時間以上」が最も多く、それぞれ3割弱だった。女子中高生は、音声通話の頻度は多くないものの、通話時間は男子中高生より長い傾向にある。
また、中高生が「音声通話で話題にする内容」を聞いたところ、 男子中生は「趣味のこと」(ゲーム、アニメ、スポーツ、音楽など)が6割強で最も多く、以下、「勉強のこと」「約束や連絡に関すること」「友だちのこと」「学校で起きた出来事のこと」(授業や教師など)が4割台で続いた。
一方、女子中生は「友だちのこと」「約束や連絡に関すること」「趣味のこと」が5割強でTOP3だった。
高校生の傾向をみると、男子高生は「趣味のこと」が5割台半ばで1位で、女子高生は「学校で起きた出来事のこと」が6割弱で1位。男女ともに2位は「約束や連絡に関すること」で、女子高生は「友だちのこと」が2位と僅差の3位だった。女子中生は、男子中高生と比べて各項目の割合が高く、様々なことを話題にしている様子。
また、女子高生は「学校で起きた出来事のこと」「恋愛のこと」「進路・将来のこと」が、女子中生より多かった。
予約や問い合わせではなく、家族・友だち・知り合いなどと、「普段、ビデオ通話をどのくらいするか」を聞いたところ、中高生ともに「まったくしない」が4割台で最も多く、次に「月に1日より少ない」が続いた。中高生で比較すると、中学生の方が「ビデオ通話」をする頻度がやや多い。
また、音声通話では「週に1日以上」が4割台後半だったが、ビデオ通話では約1割と頻度に違いがみられた。
この調査は、日本全国の中・高生の男女を対象に、2月19~21日にかけて、LINEユーザーを対象にした「スマホWeb調査」という形で実施した。有効回答数は1037人。
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