2025年5月14日
子どもの不登校で「夫婦関係に危機」7割超、母親たちの葛藤と役割偏重の実態 =キズキ調べ=
キズキが運営するウェブメディア「不登校オンライン」は13日、不登校の子どもの保護者の夫婦関係について調査した結果を公表した。
調査では、子どもが不登校である(であった)母親(妻)66名から回答を得た。それによると、半数以上が、子どもの不登校が始まってから夫婦関係が「悪くなった」と回答した。
夫婦の間で不登校の対応について話し合う機会が「よくある」「たまにある」と回答した人は6割を超え、一定のコミュニケーションは保たれている様子が窺える。不登校について夫婦で意見の食い違うことが「よくある」と答えた人は過半数を占め、「たまにある」を加えると8割近くに上った。
不登校の対応に関して、夫婦の役割分担があると回答した人は約6割となった。具体的な内容を見てみると、学校とのやりとり、子どもの心理的ケア、生活の世話など、家庭の内外を問わず多くの領域を妻が担っていることがわかり、責任の集中が妻の心身の負担に直結していると考えられる。
子どもの不登校に関連して、8割以上の回答者が、夫婦どちらか、または両方にストレスが「とても増えた」と答えており、子どもの不登校に関連して夫婦関係の危機を「感じたことがある」と答えた人が7割以上に上った。また、子どもの不登校に関連して、夫婦の会話が増えたか減ったかを訊ねたところ、「変わらない」が半数近くを占めた。
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