2025年5月26日
9割超の親が子どもの「自己調整力」の必要性を実感=イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は23日、小学生の子どもがいる親世代を対象に実施した「新学期の適応と自己調整力に関する意識調査」の結果を公表した。


調査は、子どもを持つ親や親族に子どもがいる人を対象に4月3日~22日に行われ、422名から回答を得た。それによると、約9割の親が、子どもが新学期の環境変化に対して期待や不安を抱いていると思うと回答した。また、9割以上の親が、子どもが新学期の環境変化によるストレスを感じやすいと思うと回答した。

ストレスの内容を訊ねたところ、「新しい先生や友人との人間関係の構築」が最も多く、次いで「新しい場所、慣れない環境での生活に対する不安」と続いた。

次に、子どもの五月病を予防するために家庭で工夫できることを訊ねたところ、最も多かったのは「子どもの話をよく聞き、不安や悩みを共有するようにしている」、次いで「十分な睡眠時間やバランスの良い食事などの健康管理」と続いた。


また、自己調整力というキーワードについては6割以上が「知らない」と回答した一方で、子どもが環境の変化によって受けるストレスの予防や対処をするために、自己調整力を身につける必要があると思うと、9割以上が回答した。
家庭で、子どもの『自己調整力』を育むために意識すべきと思うことは何か訊ねると、「感情を言葉で表現したり、リラックスできるように促すこと」が最も多くなったものの、その他の選択肢については僅差となり、明確な手段や共通認識がまだ十分に確立されていないことが伺える結果となった。

子どもが自己調整力を高めるために学校や地域でどのようなサポートがあるといいと思うかを訊ねたところ、「ストレスや感情のコントロールを学べる機会」「問題解決のステップを学ぶ機会」「自分の行動や成果を振り返る機会」など、学びや振り返りなどの機会創出が求められていることが明らかとなった。
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