- トップ
- 企業・教材・サービス
- コグニティ、新潟青陵高校との共同研究でAI活用による「話す力」の可視化・育成
2025年7月1日
コグニティ、新潟青陵高校との共同研究でAI活用による「話す力」の可視化・育成
コグニティは6月30日、新潟青陵高等学校とともに生徒の「話し合い力(対話力)」を科学的に育成する実証実験を実施したと発表した。
新潟青陵高校は、2026年度に開設予定の広域通信課程(設置認可申請中)において、話し合いを活性化するアプローチの1つとして、AIを使った「対話の型」を学ぶことで発言のハードルを下げることに挑戦しており、このたび、議論内容をAIで分析し、具体的な改善点や長所を数値とグラフで示すプログラムを共同で開発した。
今年1月、教師と生徒によるディスカッションデータをAIで分析して「良いディスカッション」に見られる構造的特徴を抽出。これをもとに、生徒一人ひとりに合わせたフィードバックレポート「COG-DISCUSS」を開発した。COG-DISCUSSは、1つのディスカッションについて、表紙とCHECK1~4の構成により、ファシリテーションスキルとメンバー全員の議論スキルについてポイントと改善点を抽出できる分析レポートとなっている。続いて3月には、開発したレポートを使ったワークショップを生徒向けに実施し、AIが可視化した「先生たちの議論」と「自分たちの議論」の違いをグラフで比較しながら、どうすれば議論が深まるかの「型」を学ぶ講義と、実際の再ディスカッションをセットで実施した。
その結果、レクチャー前には、ディスカッション時間のおよそ半分はファシリテーターが話している状態だったのが、レクチャー後には、ファシリテーターの話量が5分の1ほどに抑えられ、各参加者あたりのトーク量が均等に議論が行われるようになった。また、レクチャー前には、各トピックの掘り下げが浅く、議論全体にまとまりのない状態だったのに対し、レクチャー後には、話題の絞り込みが行われ、1つのトピックについて十分に深掘りされる構成に変化したという。
さらに、初回のディスカッションでは、議論における話の筋道や問いかけの質にバラつきがあり、AIの評価スコアもグループごとの差が大きく出ていたが、レクチャーと個別フィードバックを経た再ディスカッションでは、スコアも80~100点の高水準に集中し、「進行役の迷いが少ない」「参加者が論理的な問いかけを行っている」「意見に対する補足がなされている」などの点が共通して観察された。
関連URL
最新ニュース
- 全国の学校施設づくり関係者と文科省がフラットにつながる「CO-SHA Slack コミュニティ」始動(2025年12月19日)
- eスタジアム、和歌山県主催・第2回「和歌山県高校eスポーツ選手権2026」に参画(2025年12月19日)
- 習い事や学習塾、8割以上の親が「子どもの成長につながった」と実感 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年12月19日)
- 子どもの新年の目標・抱負、8割以上の親が「達成のために助言や手助けをした」=栄光ゼミ調べ=(2025年12月19日)
- Biz Hits、理系出身者に聞いた「理系におすすめの職業」ランキング(2025年12月19日)
- デジタルハリウッド、neoAIと共同開発した壁打ちチューターAI「Ututor」が「生成AI大賞2025」優秀賞受賞(2025年12月19日)
- FC今治高校×三菱電機、「未来の理系人財」育成プロジェクトで共創ワークショップ開催(2025年12月19日)
- ARI、長岡技術科学大学でAIを使いこなす視点を学ぶ「キャリア形成研修」実施(2025年12月19日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」に数検3級から8級の英語版の問題提供(2025年12月19日)
- わけわけ、子どもの我流プログラミングを本物の教養へ変える「ゲームクリエイター探究講座」オンライン説明会開催(2025年12月19日)











