2025年7月4日
「自分の弱点を把握している」人の9割超が「英会話アプリの効果を実感」=スキルアップ研究所調べ=
学研ホールディングスのグループ会社ベンドは、同社が運営する「スキルアップ研究所」が、英会話アプリを使った経験がある全国の20〜60代200人を対象に実施した、「英会話アプリの利用実態と学習成果に関する調査」の結果をまとめ、6月30日に発表した。
それによると、「英会話アプリ利用時に意識している点と、英語力向上の実感度合い」について聞いたところ、「苦手なスキルを重点的に学習している」と回答した人のうち、95%が何らかの成果を感じていることが判明。「自分の弱点を把握している」人の9割超が「英会話アプリの効果を実感」していることが分かった。
また、こうした学習者は、自分の課題と向き合う意識が高く、漠然と「英語力を上げたい」と考えている人とは異なり、学習を具体的な行動に落とし込めていた。その結果として、「何をすればいいか分からない」「成長している実感がない」といった不安が少なく、目に見える前進を感じやすいと考えられる。
一方、英語力の向上を「あまり感じなかった」「まったく感じなかった」と回答した人にその理由を尋ねたところ、最も多かったのは「実践的な学習につながらなかった」20.1%だった。「学んだことが使える形で定着していない」「リアルな使用場面で試すことができなかった」ことが、成長の実感を阻害していることが分った。
また、「会議・商談」「ネイティブのような会話」など、難易度の高い目標を持つ人は、成果を感じやすいことが数値としても明らかになった。学習目的が具体的で、自分の言語スキル向上に対する期待やゴールが明確な利用者は、アプリを戦略的に活用できており、一定の成果実感を得ているのが分かる。
特に中上級者やビジネスユースの層に対しては、具体的な使用シーンを想定した教材や成果の可視化が、さらなる効果につながると考えられる。
この調査は、英会話アプリを使った経験がある全国の20〜60代を対象に、6月10〜17日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は200人。
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