2025年7月14日
高校生の小遣い平均月額は「5415円」、直近3年間で最高額=リクルート調べ=
リクルートが運営する進路情報メディア「スタディサプリ進路」は11日、スタディサプリ編集部の高校生エディターと公式LINE登録者、それに保護者の合計1004人を対象に実施した、高校生の「お小遣い実態調査2025」の結果をまとめ発表した。

同アンケート調査は今年で4回目だが、高校生がひと月にもらっている小遣いの今年の平均金額は「5415円」だった。2023年に前年からダウンし、翌年はジワリと上昇したが、今年は直近3年間の中で最も高い金額になった。

高校生の保護者(310人)に、「子どもの小遣いの使い道を把握しているか?」と聞いたところ、約5割(52.6%)が「把握している」と回答。方法については、約9割(89.0%)が「子どもとの会話」で知るという結果になった。

「レシート・領収書を見せてもらう」6.7%、「電子マネーの使用履歴を確認する」2.5%といった、実態を細かく知る方法は少数派で、保護者が子どもにある程度信頼して任せている様子も伺えた。

保護者に、「子どものお金の使い方について、今のうちに学んでほしいことはあるか?」と尋ねたところ、76.8%が「はい」と回答。「最も学んでほしいこと」は、1位が「収入と支出のバランスを取ること(予算管理)」32.4%で、2位が「無駄遣いを避ける判断力を身に付けること」18.5%だった。

また、「子どもに渡すお金に関連し、チャレンジしてほしいこと」を聞いたところ、1位は「年間の小遣いや臨時収入(お年玉や誕生日)を一括で渡し、自ら年間計画を立てて管理する」47.4%で、2位が「小遣いや臨時収入を元手にした未成年口座での株式投資」29.1%だった。2022年に家庭科に導入された「資産形成の授業」をはじめ、高校生に対する金融教育への期待も感じられる結果となった。
一方、高校生(694人)に、「保護者と小遣いに限らずお金の話をするか?」と質問したところ、「NO」が62.4%で、「YES」が37.6%だった。同様に、保護者に「子どもと小遣い以外のお金の話をするか?」と聞いたところ、「YES」が66.1%で、「NO」が33.9%という結果になった。
この調査は、全国の高校生男女(「スタディサプリ進路」の高校生エディター/公式LINE登録者)と、高校生の子どもを持つ保護者を対象に、5月16~18日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は、高校生が694人(男子285人、女子395人、回答しない14人)で、保護者が310人(男性155人、女性155人)。
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