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2025年9月16日

進む学校教育のデジタル化 「授業や宿題で動画を見る」7割、「宿題をタブレットで提出」6割 =博報堂教育財団 こども研究所調べ=

博報堂教育財団こども研究所は11日、「令和の学校」調査結果 (第2弾)を発表した。

同研究所は、全国の小学4年生~中学3年生を対象に、子どもをとりまくさまざまなトピックスについて、調査を実施している。

9月2日発表の「令和の学校」第1弾に続き、今回は学校教育で進むデジタル化の様子や、それに対する子どもと保護者の意識の違いを紹介している。


子どもたちに、通っている学校にあてはまるものを聞いたところ、「授業や宿題で動画を見ることがある(68.7%)」、「宿題をタブレットで提出することがある(62.7%)」 「クラスの連絡がオンラインでくる(60.3%)」など、学校教育や学校生活においてデジタル化が着実に進んでいる様子がうかがえた。

また、「プログラミングの授業がある/あった(50.3%)」「授業で生成AIを使ったことがある(20.4%)」と、新たなデジタルスキル習得に向けた授業の導入が進みつつあるようす。小学生/中学生別で見ると、小学生は中学生より「教室にプロジェクターがあって、毎日使っている」が8.7pt高い。


デジタル化については子どもと保護者に意識差が見られる。学校で文章を書くとき「キーボード入力がいいか、手書きがいいか」を聞いた質問では、保護者の6割が「手書きがいい」としたのに対して、子どもは「キーボード入力」が4割で、「手書き」3割を上回った。同様に、教科書について「デジタルがいいか、紙がいいか」を聞いた質問では、保護者は「紙」が6割で過半数だが、子どもは「紙」と「デジタル」が拮抗する結果となった。

その他に、2つの項目で子どもと保護者の意見が逆転。「テストはあったほうがいい/ないほうがいい」の比較では、子どもは「ないほうがいい」のほうが高いのに対して、保護者は「あったほうがいい」のほうが高い。また、「みんなと同じことを勉強したい/自分の好きなことを勉強したい」の比較では、子どもは「自分の好きなこと」のほうが高いのに対して、保護者は「みんなと同じこと」のほうが高い。

レポートの詳細をダウンロード

調査概要
調査手法:インターネット調査
調査エリア:全国
調査対象者:小学4年生~中学3年生とその保護者
サンプル数:有効回答数 子ども1200人、保護者1200人
調査実施日:7月13日(日)

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博報堂教育財団こども研究所

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