2025年11月7日
2025年度、SNSを活用した中高生の意識や実態に関するアンケート結果 =東京都調べ=
東京都は6日、SNSを通じて子どもの意識や実態に関するアンケートを実施した結果をまとめて発表した。
東京都では、子ども目線で政策をバージョンアップするため、子どもたちとの対話を実践する取り組みを進めており、その一環として、子どもたちが普段から利用しているSNSを通じ、子どもたちの意識や実態に関するアンケートを実施している。今回、今年度の第1回(6月12日~23日)、第2回(6月17日~7月3日)、第3回(6月17日~7月3日)アンケート結果を公表した。対象は都内在住もしくは在学の中学1年生~高校3年生で、各回5000名から回答を得た。
それによると、第1回結果では、「中高生の進路選択」に関して、「性別による無意識の思い込み」について進路選択の相談をした時に「男だから」「女だから」という視点で意見をもらった経験があるかと訊ねたところ、「ない」が74.4%と最も高くなった。性別で見ると、女性の方が男性より4.3ポイント高くなっている。
「福祉の仕事」について、いままでに福祉の仕事を体験したことはあるかを訊ねたところ、「ない」が41.4%で最も高くなった。「路線バスの整備士や運転手の仕事」についてどのようなイメージがあるかを複数回答で訊ねたところ、「人の役に立ち、感謝される仕事」が最も高く、「体力的・精神的にきつい仕事」「今後も必要とされていく、将来性のある仕事」と続いた。
「インターネットトラブル」に関しては、インターネット上(SNS、オンラインゲームなどを含む)で知り合った人とやりとりをしたことがあるかと訊ねたところ、「DMなどメッセージのやりとりをした」が53.6%で最も高く、「やりとりをしたことはない」「音声通話やビデオ通話をした」と続いた。
第2回結果では、「環境問題」に関して、環境問題について考えるようになったのはいつ頃かを訊ねたところ、「小学生の頃」が53.6%で最も高くなった。
「大気環境」に関しては、普段、製品を買う際に大気環境に優しい商品を優先的に選んでいるかを訊ねたところ、「値段が高すぎなければ選んでいる」が最も高く、次いで「性能などが悪くなければ選んでいる」「デザインが悪くなければ選んでいる」と続いた。
「結婚や子育て」に関しては、結婚に関してどのような考えを持っているかを訊ねたところ、「いずれ結婚したい」が61.3%で最も高くなった。性別で見ると、男女ともに「いずれ結婚したい」が最も高くなっているが、「結婚するつもりはない」と回答した女性は男性より5.4ポイント高くなっている。
第3回結果では、「中学生・高校生のチャレンジ精神など」に関して、新しいことにチャレンジするためにはどのようなことが必要と思うかを訊ねたところ、「やってみたいことを見つけたり、体験の場(機会)があること」が最も高く、続いて「一緒にチャレンジする、応援してくれる仲間がいること」「実際にチャレンジできるような体験の場(機会)があること」となった。
「もっと学びたくなる、新しい高校のアイデア」に関して、今ある教科や科目以外で興味関心が高く、高校で学びたいと思うものを3つまで選んでもらったところ、「心理学」が最も高く、続いて「ゲーム作成、ゲーム音楽」「お金に関すること(経済、金融、ビジネス、投資、資産運用)」となった。
「思春期特有の悩み(からだやこころ、性などの悩み)の相談」に関しては、思春期特有の悩みについて相談したいと思うかを質問したところ、「相談するほどのものかわからないので相談したくない」が38.7%で最も高く、「恥ずかしいので相談したくない」が24.2%で続いた。
東京都では、中高生に調査結果をわかりやすく伝えるため、中高生版報告書を作成した。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)






















