2025年12月5日
計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=
スプリックス教育財団は4日、「基礎学力と学習の意識に関する保護者・子ども国際調査2025」から、子どもの「計算への自信」と「計算が好きか」の国際比較に焦点を当てた結果を公表した。
調査は世界6カ国の小学4年生および中学2年生相当の子どもを対象に4月~7月に行われた。アメリカ・イギリス・フランス・南アフリカ・中国の各学年150名と、日本の小4約300名、中2約100名が対象となった。
日本国内での傾向を見ると、小学4年生では「計算が好き」で「自信がある」という肯定的な回答が大多数を占めたものの、中学2年生になると「計算が好き」「自信がある」という肯定的な回答が激減することが明らかとなった。
計算に対する意識を、アメリカ、イギリス、フランス、南アフリカ、中国と比較すると、日本の小学4年生は「好き・自信」の肯定的な回答の平均値の低いことが分かった。中学2年生になるとその意識はさらに急落し、6カ国の中で唯一否定的な領域にまで低下することも分かった。
一方、計算テストの結果を見ると、日本の小学4年生は他国と同等に高い正答率を示した。さらに中学2年生では、他国と比較しても高い水準の正答率となった。これは、計算に対する否定的な意識とは対照的に、日本には基礎学力が着実に定着する土壌があることを示唆していると考えられる。
報告では、計算力を確実に身につけさせると同時に、その能力に見合った「自信」や「学ぶ意欲」といった肯定的な意識をいかに育むかが、今後の日本の教育における重要な課題であると結んでいる。
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