2026年1月27日
高校授業料無償化、保護者の74.4%が「詳細は知らない」=湘南ゼミ調べ=
スプリックスグループの湘南ゼミナールは26日、小・中学生の子どもを持つ保護者516人を対象に実施した、「高校授業料無償化に伴う進学意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、高校授業料無償化について「詳細は知らない」と回答した保護者が7割以上(74.4%)に達した。日本各地で制度改正が進んでいるものの、当事者である保護者への正確な情報浸透が依然として不十分であることが浮き彫りになった。

子どもの進学先として「最も行かせたい学校種別」を聞いたところ、最も多かったのは「国公立高校」66.9%で、私立高校を選ばない理由の第1位は「国公立に比べて学費がかかるから」75.9%だった。依然として経済的な要因が志望校選びの最大の障壁になっているのが分かる。

また、当初「国公立高校」を志望していた保護者に、高校授業料無償化の具体的な説明をしたところ、45.5%が「私立高校も選択肢に入れたい」と意識を変化させた。正確な情報提供が、保護者の心理的・経済的ハードルを下げ、進路選択の幅を広げることが示された。

私立高校が選択肢に入った理由として、「授業料負担が軽くなるから」83.4%に次いで、「学習・教育内容が適しているから」58.0%、「進学実績を重視したいから」37.6%が挙げられ、私立特有の手厚い教育環境を享受したいというニーズが顕在化した。

一方、制度説明を受けても私立高校が志望先に入らない理由としては、68.6%が「授業料以外の費用(入学金・施設費など)がかかるから」と回答。無償化の対象外となる諸費用(入学金、修学旅行費、施設整備費など)への不安が、私立高校進学への最終的な懸念点になっている。
この調査は、小・中学生の子どもを持つ保護者を対象に、2025年12月23~25日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は516人。
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