2026年4月23日
高校生が選ぶ“意味不明”な校則、1位「髪型・髪色の細かいルール」、2位「眉毛を整えてはダメ」=塾選調べ=
DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は22日、全国の高校生104人を対象に実施した、「校則に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、世の中にある校則で「正直、意味が分からない」と思うものを聞いたところ、1位は「髪型や髪の色についての細かいルール」54.8%で、2位は「眉毛を整えてはいけない」48.1%という結果になった。また、3位に「制服の着用方法の細かい指定」42.3%がランクインしており、上位はいずれも長く受け継がれてきた定番の校則。現在の保護者世代が学生だった頃のルールが、今も多く残っていることが伺える。
これらは、個性よりも集団の統一を重視していた時代に作られたもので、当時は「身だしなみを整えること」と「決められた形にそろえること」はほぼ同じ意味を持っていた。一方で令和の現代は、多様性や自律が重視される社会へと変化しており、その中で、理由よりもルールの遵守が優先されている状況に、今の高校生は違和感を抱いているようだ。
1位の「髪型や髪の色についての細かいルール」については、必要性への疑問が多く見られ、2位の「眉毛を整えてはいけない」については、整えることを清潔感の観点から肯定する意見が多く寄せられた。また、3位の「制服の着用方法の細かい指定」に関しては、理由すら確認してもらえないことへの不満や、細かすぎる指定への反発も見られた。

実際に自分の学校に納得できない(おかしいと思う)校則が「ある(どちらかといえば含む)」と答えた生徒は56.7%と、過半数を超えた。

納得できない校則について「その校則が必要な理由を説明されたか?」と聞いたところ、「ほとんど・まったく説明されていない」と答えた生徒が計67.8%にのぼった。「昔からある校則だから」という理由だけで運用され、生徒が納得できる合理的な説明をしきれていない教育現場の課題が見えた。

だが、納得できない校則がある生徒のうち、実に72.9%がその校則を「守っている(だいたい守っているを含む)」と回答。学校生活で波風を立てることを避けるために、疑問を感じながらもまじめに従っている、現代の高校生のリアルな実態が浮かび上がった。

また、約半数の生徒(50.9%)が校則について「入学前にもっと詳しく知っておきたかった(思う・少し思うの合計)」と回答。今の高校生にとって、ルールの合理性や自由度は、学校選びにおける重要な要素かもしれない。

校則をより良くするために「必要なこと」を聞いたところ、上位に集まったのは「廃止してほしい」ではなく、プロセスを変えたいという提案だった。最も多かったのが「定期的に見直しを行う」47.1%で、以下、「生徒同士が話し合える場をつくる」41.3%、「生徒と教員が一緒に決める仕組みをつくる」40.4%が続き、自分たちが関わって決めたルールなら受け入れられる、という意識が見えた。実際に生徒主導で校則を変え、うまく機能している制度についての声も寄せられた。
最後に、高校生たちが通う高校のユニークで時に理不尽な「独自ルール」を尋ねたところ、「卒業式の日に必ず女子は80デニール以上のタイツをはかなければいけない」(山梨県・高3女子)、「軽音楽部の設立が校則で禁止されており、その理由は『ヤンキー、素行不良生徒が増えるから』」(神奈川県・高3女子)、「校内で『ありがとう』を1日10回以上言うことが義務づけられている。達成できなかった場合は反省文ではなく、感謝したい人を探して理由を発表する時間が設けられる」(岩手県・高2女子)、などが寄せられた。
この調査は、全国の高校生を対象に、2月26日~3月2日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は104人。
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