2026年7月21日
ASTRAX、宇宙船「ユニティ」を模擬した教育訓練シミュレーターを星の杜中高に移設
宇宙ベンチャー企業ASTRAX(アストラックス)は16日、ASTRAX民間宇宙事業創造研究開発教育訓練センター(ASTRAX宇宙センター)に設置してある民間宇宙船教育訓練シミュレーターのうち、ヴァージンギャラクティック社の宇宙船「ユニティ」を模した教育訓練シミュレーターを、栃木県宇都宮市にある宇都宮海星学園星の杜中学校・高等学校の敷地内に移設したと発表した。


今回移設した民間宇宙船教育訓練シミュレーターは、アメリカのキャンピングトレーラー「エアストリーム」の内装をヴァージンギャラクティック社の宇宙船「ユニティ」の内装仕様に改造した搭乗体験型教育訓練用シミュレーター。
実際に宇宙船の内部空間を体験できる設計となっており、以下の設備を備えている。
【モデル】 ヴァージンギャラクティック社 の宇宙船「ユニティ」(飛行機型宇宙船)
【座席構成】 客席6席+パイロット席2席
【演出設備】 バックライト照明付きの窓(6個):地球から宇宙を見ているような演出。
【備品】 宇宙船内服(ツナギ)12着(赤・青・黒・ピンク・紫など多色)、宇宙船の模型、説明用ロールスクリーン等
移設場所は、星の杜中学校・高等学校の校門を入ってすぐの芝生エリアで、学校のシンボルとなっている通称「肉まん」と呼ばれるゲル構造物の横に設置された。鍵は担当の教員に引き渡され、生徒が「使いたい」と申し出れば即座に利用できる環境が整っている。
今後、シミュレーター操作マニュアルの説明を実施後、正式に授業や自主学習、学校プロモーションなどでの活用が開始される予定。
設置期間は最大で2026年度末を予定しているが、詳細については今後調整の上、決定する予定だという。
2026年4月から星の杜高等学校で開始した「宇宙ビジネス論(民間宇宙開拓教育(ユニバーサル人材教育))」の月1回の講義と連動させ、生徒が日常的に宇宙船を身近に感じ、民間による宇宙開拓への意識とモチベーションを高めることを目的として、今回の移設を決定した。
教室での座学だけでなく、実際の宇宙船教育訓練シミュレーターに搭乗できる環境を学校内に常設することで、星の杜の生徒たちは日本でも他に例を見ない「宇宙船が校内にある学校」の生徒として、最先端の民間宇宙開拓教育を受けることができる。
シミュレーターの活用方法としては、教育・研究(宇宙でのアイデアの検証・イメージトレーニング・リハーサル)、撮影・記念(宇宙旅行気分で撮影)、文化祭などでの一般公開(みんなのワクワクを届ける)、地域連携・レンタル(近隣の中学校などへの貸し出し)、ビジネス体験(基金造成・有料見学会など)など幅広い用途が想定されている。
ASTRAXは将来、星の杜高校の学生が在学中に授業の一環で実際に宇宙に行けるようにすることを目指しており、今回の宇宙船教育訓練シミュレーターの設置はそのための大きなステップとなるという。
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