2026年7月21日
アステリア、熊本県がノーコードのモバイルアプリ作成ツール「Platio」を導入
アステリアは16日、熊本県農林水産部森林局がノーコードのモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」を導入し、職員がノーコードで作成したアプリにより報告業務の工数半減を実現したことを発表した。
また、熊本県森林局林業振興課の職員が作成し、報告業務のDXに貢献した「復命書アプリ」を、Platio のテンプレートとして全国の自治体向けに提供開始したこともあわせて発表した。
全国の自治体で行われている紙による報告業務というアナログな運用を解消し、行政 DX を加速していく。
熊本県は、昨今のデジタル技術の急速な発展に伴い、地域課題の解決や県独自の強みを活かした地域活力の創造に向け、様々な業務のデジタル化を推進している。熊本県森林局林業振興課では、出張や会議の報告を行う「復命書(簡易な業務報告書)」を、紙で管理していたため、アナログな運用ならではの様々な課題を抱えていた。
復命書作成の際には、出先で記録・撮影したメモや写真を帰庁後に Word へ転記する必要があり、さらに復命書の印刷から回覧準備まで、一連の報告業務に 1 件あたり20分以上の工数を要していた。
また、この煩雑なフローがハードルとなり、現場の「小さな気付き」が組織内で報告(共有)されにくいことも課題になっていた。
そこで、業務のデジタル化による効率化と、活発な“報告”を誘発する迅速な情報共有体制の
構築に向けてソフトウェアの比較検討を実施。その結果、DX 推進において大きな効果が期待できるとともに、独自のオフライン機能により電波の届かない林業現場でも利用可能なモバイルアプリを作成できることが決め手になり、Platio を採用した。
■「Platio」を導入した効果
熊本県森林局では、「復命書アプリ」をわずか 1 日で作成し、運用を開始した。これによ
り、職員は現場や移動中にスマートフォンからアプリ上で復命書作成に必要な「入力・写真
付・共有」までを完結。その結果、帰庁後の事務作業を撤廃することに成功した。
また、1 件あたりの報告時間は、従来の 20 分以上からわずか 5 分に短縮されるとともに、年間トータルでは報告業務に関わる工数を 50%削減。一連のフローが効率化されたことで、報告件数は倍増し、これまで埋もれていた現場の小さな気付きも組織全体で積極的に共有されるようになった。
さらに、局内では他業務でも Platio を活用した DX 推進の動きが活発化し、熊本県の特産品である“しいたけ”の「品質表示調査アプリ」も職員が作成し、運用を開始している。調査業務を紙による運用からデジタル化したことで、転記や帳票作成の工数を約 90%削減した。
現場発のアイデアで成果を上げたこれらの取り組みは、熊本県における行政 DX の好事例として、組織内でも高く評価されたという。
「復命書アプリ」テンプレート(提供対象:Platio 利用ユーザー)
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