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2019年10月2日
フェアリーデバイセズ、「多言語音声翻訳コンテスト」に技術協力
フェアリーデバイセズは1日、総務省と情報通信研究機構(NICT)が主催する「多言語音声翻訳コンテスト」に、多言語による音声認識・機械翻訳・音声合成のAPIを無償で利用できるサンドボックスサーバーを開放し、技術提供したことを明らかにした。
総務省およびNICTでは、昨年度に引き続き「多言語音声翻訳コンテスト」を開催し、言葉の壁をなくすための多言語音声翻訳技術の新たな活用方法や使い方などのアイデアと試作品(PoC)を募集し、優秀作品には総務大臣賞などを授与する。
コンテストの参加者は「多言語による音声認識・機械翻訳・音声合成」APIを活用し、実際に動作する「製品・アプリ・サービスなどの試作品」を作成することが求められている。そこでNICTでは、同社が研究開発した多言語音声翻訳技術を共通APIにより誰でも無償で利用できる状態にすることで、コンテストに向けた試作品の開発を支援することとした。申請者には3万回ものAPI利用権が付与され、不足したら再度追加することも可能となっている。
また、コンテストへの参加の有無にかかわらず、多言語音声翻訳技術の商業利用を検討している企業などにも、サンドボックスサーバーの開放期間中に無償で試してもらうことで、技術の社会実装を推進していきたいとしている。
サンドボックスサーバーは、バックエンドとして同社のmimi Cloud API Serviceの技術を活用しており、専用Webサイト上の「サンドボックスサーバー利用申請」から申請して利用することができる。なお、mimi Cloud API Serviceも1日50回までの無償評価利用が可能となっている。
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