2020年2月10日
DNP、「東京都プログラミング教育推進」の実証授業事例を公開
大日本印刷(DNP)は、東京都のプログラミング教育推進に約2年間にわたり協力し、「教科のなかで年間を通してプログラミングに取り組む事例」を創出、都内の小学校で行った教科横断的な授業事例を7日に公開した。
同社は、2018年度から2年間行われた「東京都小学校プログラミング教育推進」で、新宿区立落合第4小学校の実証研究に協力。
小学校4~6年生の社会・国語・音楽・図工・総合の教科学習に、プログラミングを取り入れるための教科横断的なカリキュラム計画を作成。ICTを効果的に活用することで、教科の狙いを達成する系統的な授業事例の創出を支援した。
例えば、5年生の音楽では、「日本の音階」をもとに自分の音楽のイメージをプログラミングで表現。旋律の音色やリズムが変わると曲のイメージが変わることを学び、友達の旋律とつなげてグループで音楽を作り上げる学習を行った。
また、グループで作った音楽をイメージして抽象画を描き、鑑賞するという図画工作の学習にもつなげた。
今回、2月下旬に同小学校で、6年生を対象に、「ネットワークを利用した双方向性のあるプログラム」という題材で、AIスピーカーの仕組みを学ぶ開発中の教材を使用して、実証授業を行う。
この実証授業は、2年間の教育推進校としての実践を基本に、中学校でのより発展的なプログラミング教育へのスムーズな橋渡しを狙ったものだという。
同社はこれまでも、「大阪市プログラミング教育推進事業(2018年度)」、文科省「小学校プログラミング教育に関する指導案作成(2018年度)」など、小学校でのプログラミング教育必修化に対し、様々な取り組みを行っている。
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