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2020年2月25日
DNP、小中高向け教育クラウドプラットフォーム「リアテンダント」本格展開
大日本印刷(DNP)は、文部科学省の「GIGAスクール構想」や経済産業省の「EdTech導入実証事業」など、児童生徒の学習の多様化に向けた施策に対応して、同社の教育クラウドプラットフォーム「DNP学習クラウド リアテンダント」を2020年度から本格展開する。
リアテンダントは、学習データ(スタディ・ログ)を、AIを使ってデータ解析し、その結果に基づいて、「アダプティブ」(個々の児童・生徒に合わせて)に教材とサービスを提供する基盤サービス。
文部科学省や経済産業省が実施した複数の実証研究で採用されたほか、先行導入した奈良市では学力向上の効果が見られたという。
今回同社は、学校現場の要請を受ける形で、リアテンダントが蓄積してきた子どもの学びのビッグデータを活用し、個々の児童・生徒に合わせた多様な教材・教育サービスを提供する取組みをスタートさせる。
教員がこれまで活用してきた教材や、新たな学び方を提案するEdTech教材を提供する企業、塾、大手教育ICTベンダー各社とのオープンなパートナーシップを推進。
「ICTを活用した学習」、「個別最適化された学び」の実現を支援する教育クラウドプラットフォームとして、リアテンダントの機能強化を進めていく。
同社は、2017年からリアテンダントを提供。タブレット端末および紙の両方から多様なスタディ・ログを収集・蓄積できる「ハイブリッド基盤」であることが評価され、国の実証研究以外でも、タブレット端末が十分に整備されていない自治体でも導入されている。
GIGAスクール構想を背景に、1人1台のタブレット端末の導入が進み、今後ますますスタディ・ログの効果的な活用が望まれる中、リテンダントは、2020年度に、政令指定都市を含む300~350自治体への導入を見込んでいる。
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