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2020年4月2日
内田洋行、教育コンテンツクラウドプラットフォーム「EduMall」を全面的に刷新
内田洋行は、Society5.0時代の人材育成のため、先端技術や教育ビッグデータの活用が進展することを見据えたクラウド型教育サービスプラットフォームの強化を推進している。その一環として、教育コンテンツクラウド配信サービス「EduMall(エデュモール)」を全面的に刷新し、4月から本格的に提供を開始する。
刷新内容の概要
① 学校現場のさまざまなネットワーク環境に対応(エッジサーバ※利用)
自治体ごとに学校のネットワーク環境が異なる中で、子どもたちがあまねくコンテンツを活用できる仕組みが必要。教育委員会内や学校内にエッジサーバーを設置するモデルを用意しており、さまざまなネットワーク環境にも対応できる。
※エッジサーバーとは、エンドユーザーが使用する端末の近く(エッジ)に配置するサーバ。クラウドサービスの利用時にサーバを分散配置されていることで通信量軽減の効果が期待される。
② 1人1台端末の環境での多様なライセンス体系に対応
1人1台端末の環境では、さまざまなコンテンツ購入形態が想定される。従来の学校単位の購入ではなく、学年毎、クラス毎、個人毎、学校内、校外等と、複数のライセンス形態での購入が増加することも想定され、学校現場ではコンテンツの円滑な運用管理が求められる。そのため、利用画面には常時、利用可能なライセンスのコンテンツが表示されるなど、運用サポートするツールを搭載している。
③ ユーザーインターフェースの刷新
先生、児童・生徒、それぞれの利用者にとって使いやすく、また、様々な種類の端末での操作性を考慮したユーザーインターフェースへと刷新した。
④ 業界標準の多くの認証規格に適用
今後、学校現場で標準的に採用されると想定するSAML、OpenID Connect、OAuth等の認証規格に対応。同様の認証規格を採用している他のサービスとのシングルサインオンを可能とし、教師や子どもたちは多様なクラウドサービスをよりシームレスに利用できる。
⑤学校の状況に合わせたアカウント運用をサポート
児童生徒が1人1台端末の環境では、一人に一つのログインIDとパスワードの運用が求められる。その場合、小学校の児童生徒に応じた簡単な運用が必要となる。そのため、学校で管理権限者のために、児童向けに易しいID・パスワードを設定できる機能を用意した。なお、学年が上がるにつれ一般的なID・パスワードに変更することも可能。
⑥コンテンツ利用履歴の活用
教育委員会や学校の先生が、先生や子どもたちのコンテンツの利用状況を把握したいときには、「EduMall」から必要な履歴データを取得できる。
教育委員会では、活用状況に応じた研修会の実施や、活用先進校の発見とその実践事例を自治体の全校への展開も可能となる。また、学校ではクラス毎、教科毎の利用実態が把握でき、学校が目指すべき授業スタイルの検討や研修会の実施など、授業改善などに活用できる。
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